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大谷翔平がMLB公式発表の「前半戦ベストプレー50」に選出!果たして順位は?なんのプレーがランクイン?

THE DIGEST編集部

2021.07.25

前半戦最高の活躍を見せた大谷が、MLB公式が選ぶベストプレーに選出。“節目の一発”がランクインした。(C)Getty Images

 メジャーリーグは後半戦に突入し、夏のトレード期限が迫るなど、いよいよペナントレースも終盤戦に向かった感がある。そんな中、MLB公式サイトは「前半戦トッププレー50」と題した動画を作成。文字通り、前半戦に生まれた衝撃パフォーマンスを1~50位のランキング形式で紹介したものだ。

 そして、前半戦に両リーグ最多本塁打を放ち、二刀流で圧巻の活躍を続けている大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)が納得のランクインを果たしている。

 選出されたプレーは多岐にわたり、例えば4~5月に"乱発"したノーヒッターがいずれも入ったが、最高位は今季初&球団史上初の快挙を成し遂げたジョー・マスグローブ(サンディエゴ・パドレス)が15位だった。他にも、三冠王も狙える勢いのブランディミール・ゲレーロJr.(トロント・ブルージェイズ)が、サイ・ヤング賞3回のマックス・シャーザーからの2発を含む1試合3本塁打を打った試合も22位に入っている。

 また、同じ「ジュニア」として大活躍中のイケメン遊撃手にして"377億円男"、フェルナンド・タティースJr.が見せた空中2回ジャンプの衝撃ファインプレーは21位に選ばれ、他にも本塁打キャッチなどがノミネートされた。

 果たして、前半戦を彩った衝撃プレーを差し置き、大谷は何と全体10位にランクイン。選出されたプレーは"ゴジラ超え"の32号アーチだった。

【動画】MLB公式選出の「大谷ベストプレー」は"レジェンド"を上回った衝撃ホームラン!
 
 6月に1試合3本塁打を2回放つなど、計13発の爆発で月間MVPを獲得した大谷は、この時点で早くも28本。日本人シーズン最多本塁打記録を持つ松井秀喜の31本に肉薄していた。そして7月7日のボストン・レッドソックス戦、大谷は5回の第3打席に完璧な特大アーチを叩き込み、あのゴジラを軽々と凌駕して見せたのだ。

 動画形式とあってなぜこれが10位なのかは明示されていないものの、前半戦だけで32本を打つこと自体が日本という括りでなくとも異例中の異例。最終的に33本を放ち、これは過去に12回しかなかった。その中で、"日本記録"を塗り替えた点が評価されたのだと思われる。後半戦も活躍を続けて、第2弾でもランクインできれば、その時はシーズンMVPもぐっと近づいていることだろう。

 ちなみに、「前半戦トッププレー50」で1位に輝いたのは"魔術師"ハビア・バイエズ(シカゴ・カブス)が生み出した珍プレー。5月27日のピッツバーグ・パイレーツ戦、バイエズは2死二塁で三塁ゴロに打ち取られると、送球を受けた一塁手がなぜかベースを踏まず(その時点でアウト)打者を追いかける。するとバイエズは本塁へ逆走し、一塁手も構わず追走。すると、もたもたしている間に二塁走者がホームイン。これに焦ったのを見るや、バイエズは一塁手をかわしてセーフをもぎ取ったのだ。

 まさかのプレーが1位に選ばれたが、こうした"あり得ない"ことが起きるのもメジャーの魅力。今後はどんなものが出てくるか楽しみだ。

構成●THE DIGEST編集部

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