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MLB

エンジェルス左腕、ノーヒッターが9回1死で幻に! 大谷翔平は“休養効果”で183キロの弾丸二塁打を含むマルチ

THE DIGEST編集部

2021.07.25

2本の二塁打で久々に快音を響かせた大谷。後半戦では2度目のマルチヒットを記録した。(C)Getty Images

2本の二塁打で久々に快音を響かせた大谷。後半戦では2度目のマルチヒットを記録した。(C)Getty Images

 現地時間7月24日、ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は、敵地で行なわれたミネソタ・ツインズ戦に「2番・DH」で先発出場。4打数2安打と結果を残した。
【動画】スランプ脱出!? 大谷翔平が放った183キロの弾丸二塁打はこちら

 前日は「休養をショウヘイは望んでいなかったが、私の判断でそうした」というジョー・マッドン監督の決断により41試合ぶりに休養を与えられた大谷。その効果もあってか、相手エースのホゼ・ベリオスと対峙したこの日は、第1打席から快音を響かせた。

 初回1死無塁で迎えた第1打席。初球の93.2マイル(約149.9キロ)のシンカーを見送った大谷は、2球目の外角高めに投じられた93マイル(約149.6キロ)のシンカーをジャストミート。米メディア『The Athletic』のサム・ブラム記者が「休養が役に立ったように見える。いきなり結果を出した」と記した打球は、初速113.8マイル(約183キロ)の弾丸ライナーとなって右中間を割る二塁打となった。

 続くジャスティン・アップトンのショートゴロで大谷は、相手内野陣がもたつく間に一気に先制のホームイン。これで勢いづいたエンジェルスは、さらにホセ・イグレシアスのタイムリーツーベースで1点を加点した。

 3回表の2打席目は3球三振を喫した大谷は、6回表の3打席目も大谷シフトでセカンド付近に守っていた相手ショートで、昨季までのチームメイトでもあるアンドレルトン・シモンズのファインプレーに阻まれてゴロアウトに終わった。
 
 試合はエンジェルス先発が7回までノーヒットピッチングを続け、2対0とエンジェルスがリードした状態で進行する。

 味方左腕の好投を援護したいエンジェルスは、大谷が8回表2死無塁で、相手2番手ケイレブ・シールバーと対峙。背番号17は、4球目の80.3マイル(約129.3キロ)のスライダーを見事に弾き返すと、打球は一気にライトの頭上を越える二塁打となった。

 その後も好投を続けたサンドバルは、9回1死までノーヒットノーランを続けたものの、相手2番のブレント・ロッカーに二塁打を打たれて、今季のMLBで7人目のノーヒットノーランの達成はならなかった。

 エンジェルスは、強打のツインズ打線から13三振を奪う好投を見せたサンドバルを2死の場面で降板させると、ここでクローザーのライセル・イグレシアスを送り込む。だが、この緊張の局面で相手4番のジョシュ・ドナルドソンに1点差とされるタイムリーツーベースを打たれてしまう。

 土壇場でサヨナラ負けのピンチを招いたエンジェルスだったが、最後はイグレシアスが踏ん張って、2対1で勝利。冷や汗をかきながらも、なんとか逃げ切った。

 味方先発が好投した一戦で4試合ぶりのマルチヒットを記録した大谷。この試合まで後半戦で24打数4安打、打率.167、14三振を喫して、不調に喘いでいただけに、この結果は今後に向けても、ポジティブに作用していきそうだ。

構成●THE DIGEST編集部
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