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大谷翔平、100奪三振&35本塁打で前人未到の大記録達成! 敵将も脱帽した“凄み”「もし投手に専念していたら」

THE DIGEST編集部

2021.07.27

投打で異彩を放った大谷。その活躍ぶりに敵将も脱帽する。(C)Getty Images

 大谷翔平が、前人未到の大記録を誕生させた。

 現地時間7月26日、ロサンゼルス・エンジェルスの大谷は、本拠地で行なわれたコロラド・ロッキーズ戦に「2番・投手」で先発出場。投げては7回5安打1失点、5奪三振の好投で今季5勝目を手にすると、打っても初回に自らを援護する先制タイムリー&14盗塁目を決め、"リアル二刀流"として躍動した。
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 大記録が生まれたのは、7回2死無塁の場面だ。「ちょこっと三振を狙いに行った」という大谷は100マイル(約160キロ)の速球でロッキーズのドン・ヌネスから空振り三振を奪取。これで今季の奪三振数を100まで伸ばし、1シーズンでの100奪三振&35本塁打という快挙をやってのけたのだ。

 米放送局『ESPN』によれば、100奪三振以上を記録した選手が1シーズンで放った本塁打数は、1931年にウェス・フェレルが放った9本塁打だった。大谷はそれを大幅に更新したのである。
 
 周知の通り、今季の大谷は開幕から二刀流として快進撃を続けてきた。その間には幾多のメジャー記録を塗り替え、「オオタニは史上最高なんだ」(元ニューヨーク・ヤンキース投手、C.C.サバシア)と"野球の神様"ベーブ・ルースを超える存在だと声価を高めた。それゆえに100奪三振&35本塁打の達成も当たり前のような錯覚を起こしてしまうが、90年間も塗り替えられてこなかった大記録なのだ。

 大谷には敵将であるバド・ブラックも、ただただ脱帽する。この試合を前にした会見において64歳の智将は、その凄みを次のように説いている。

「言うまでもないが、才能に溢れているよ。オオタニがしていることは我々も非常に感銘を与えるものだ。投手としての純粋な才能は、他の優れた投手たちと並べることができるだろう。もし彼が投手に専念していたら、さらに良くなっていただろう」

 米自己最多となる5勝目もマークした大谷は、この先、どのような記録を作っていくのか。文字通り歴史的なパフォーマンスに世界が熱視線を送っている。

構成●THE DIGEST編集部

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