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侍ジャパン

侍ジャパンが宿敵・韓国を破り決勝進出!37年ぶりの金メダル獲得にいよいよ王手【東京五輪】

THE DIGEST編集部

2021.08.04

五輪においては日本より上の戦績が続いてきた韓国を打倒。その立役者となったのは、31日のメキシコ戦でもヒーローになった山田だった。(C)Getty Images

五輪においては日本より上の戦績が続いてきた韓国を打倒。その立役者となったのは、31日のメキシコ戦でもヒーローになった山田だった。(C)Getty Images

 準決勝に臨んだ侍ジャパンが、韓国に5対2で勝利した。3回に先制した打線は5回に追加点を奪ったが、6回には同点に追いつかれる展開。だが、8回に山田哲人(ヤクルト)に殊勲打が飛び出て熱戦を制した。

 打線は3回に先取点を挙げた。まずは、先頭の村上宗隆(ヤクルト)がライト前へのヒットで出塁。続く甲斐拓也(ソフトバンク)もバントの構えからバスターでライト前へ打球を運ぶ。送りバントで1死二、三塁にすると、坂本勇人(巨人)の犠牲フライで1点を先制した。

 5回には追加点を奪った。山田が二塁打で口火を切ると、坂本のライトフライで三塁へ進む。前進守備が敷かれた状況で、吉田正尚(オリックス)は二遊間を破るヒットを放ち、2点目を追加した。
 
 先発の山本由伸(オリックス)は5回までに8三振を奪い、無失点と開幕戦に続く好投。だが、6回の先頭から3連続で単打を浴びて1点を失う。1死を奪って左打者を迎えた場面で左投手の岩崎優(阪神)が救援したが、センターへの同点タイムリーを打たれた。

 均衡は8回に崩れた。柳田悠岐(ソフトバンク)がヒットで出塁したのを皮切りに、侍ジャパンは2死満塁の好機を作り、打席に立ったのは山田。初球のストレートを力強く叩くと、打球は一瞬勝ち越し満塁弾かと思われたほどの大きな当たり。フェンスは越えなかったものの、センターオーバーのこの一打で3人が一度に還り、韓国を大きく突き放した。

 9回にはクローザーの栗林良吏(広島)が先頭の7番オ・ジファンに四球を与えるものの、後は3人で抑えて侍ジャパンに勝利をもたらした。

 日本代表としては、2004年アテネ大会(3位)以来のメダル獲得が決まった。1984年のロサンゼルス五輪以来、実に37年ぶりの金メダル獲得が現実味を帯びてきた。いよいよ決勝となる7日の対戦相手は、明日5日のアメリカ対韓国に勝利したチ-ムとなる。

構成●THE DIGEST編集部

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