8月9日に開幕する夏の甲子園大会。例年のようにプロ野球のスカウト陣も連日視察に訪れることが予想されるが、そんなプロ注目の逸材をピックアップして紹介したい。今回は5人の野手を取り上げる。
投手と比べると、野手は上位指名間違いなしという選手は不在の印象だが、それでも将来性の高い選手は少なくない。まず捕手で最注目となるのが高木翔斗(県岐阜商)だ。入学直後から正捕手を任されている大型捕手で、攻守ともに高校生では上位の実力を誇る。地肩に関しては驚くほどの強さがあるわけではないが、安定したコントロールで実戦でも落ち着いたスローイングが目立つ。キャッチング、ブロッキングも丁寧さがあるのが持ち味だ。
バッティングも、春までは恵まれた体格を生かし切れていない印象もあったが、この夏は県大会6試合で3本塁打と長打力も着実にアップしている。貴重な打てる大型捕手として、プロからの注目度も高い。
内野手で注目されるのが、強力打線を誇る盛岡大付の三塁手・松本龍哉だ。下級生の頃から中軸として活躍しており、高校通算本塁打は64本塁打。それほど上背があるわけではないが、上半身も下半身もよく鍛えてきたことが伺える堂々とした体格で、そのパワーは高校生離れしたものがある。少しバットのヘッドが中に入る構えだが、無駄な動きがなく、緩急への対応力も高い。新チームから取り組んでいるサードの守備もフットワーク、スローイングとも高校生としては十分なレベルにある。プロでも近年不足している強打のサードとして注目したい存在だ。
残りの3人はいずれも外野手の池田陵真(大阪桐蔭)、皆川岳飛(前橋育英)、田村俊介(愛工大名電)を取り上げたい。池田は上背はないもののたくましい体格で打席での雰囲気は抜群。力任せではなく、力みなく鋭いスウィングで楽に強く引っ張ることができるバッティングは職人的な凄みを感じさせる。春のセンバツでも、チームは初戦で敗れたものの、池田自身は3安打をマーク。夏の大阪大会でも、準決勝で9回に同点に追いつく起死回生のホームラン、決勝では優勝を決めるサヨナラタイムリーとここ一番での勝負強さも光った。
投手と比べると、野手は上位指名間違いなしという選手は不在の印象だが、それでも将来性の高い選手は少なくない。まず捕手で最注目となるのが高木翔斗(県岐阜商)だ。入学直後から正捕手を任されている大型捕手で、攻守ともに高校生では上位の実力を誇る。地肩に関しては驚くほどの強さがあるわけではないが、安定したコントロールで実戦でも落ち着いたスローイングが目立つ。キャッチング、ブロッキングも丁寧さがあるのが持ち味だ。
バッティングも、春までは恵まれた体格を生かし切れていない印象もあったが、この夏は県大会6試合で3本塁打と長打力も着実にアップしている。貴重な打てる大型捕手として、プロからの注目度も高い。
内野手で注目されるのが、強力打線を誇る盛岡大付の三塁手・松本龍哉だ。下級生の頃から中軸として活躍しており、高校通算本塁打は64本塁打。それほど上背があるわけではないが、上半身も下半身もよく鍛えてきたことが伺える堂々とした体格で、そのパワーは高校生離れしたものがある。少しバットのヘッドが中に入る構えだが、無駄な動きがなく、緩急への対応力も高い。新チームから取り組んでいるサードの守備もフットワーク、スローイングとも高校生としては十分なレベルにある。プロでも近年不足している強打のサードとして注目したい存在だ。
残りの3人はいずれも外野手の池田陵真(大阪桐蔭)、皆川岳飛(前橋育英)、田村俊介(愛工大名電)を取り上げたい。池田は上背はないもののたくましい体格で打席での雰囲気は抜群。力任せではなく、力みなく鋭いスウィングで楽に強く引っ張ることができるバッティングは職人的な凄みを感じさせる。春のセンバツでも、チームは初戦で敗れたものの、池田自身は3安打をマーク。夏の大阪大会でも、準決勝で9回に同点に追いつく起死回生のホームラン、決勝では優勝を決めるサヨナラタイムリーとここ一番での勝負強さも光った。