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侍ジャパン

「甲斐キャノン」に他国は戦慄? 被盗塁企図数ゼロという隠れた貢献【東京五輪】

新井裕貴(SLUGGER編集部)

2021.08.09

優勝捕手となった甲斐。その代名詞は披露されることはなかったが、それが何よりの凄さの証だ。(C)Getty Images

優勝捕手となった甲斐。その代名詞は披露されることはなかったが、それが何よりの凄さの証だ。(C)Getty Images

 2018年の広島との日本シリーズで見せた6連続盗塁阻止の偉業で一躍、“甲斐キャノン”の名は全国区になった。そして今大会の韓国戦でも、相手メディアからは「甲斐キャノンに気をつけろ」と名指しされるなど、もはやワールドクラスの強肩にもなっている。

 盗塁阻止は投手と捕手の共同作業だ。データによれば、盗塁を防げるかどうかは投手に7割ほどの責任があるとも指摘されている。しかし、捕手から圧倒的なバズーカ送球で刺されるシーンは相当にインパクトがあるし、当然、無警戒というわけにもいかない。これで相手走者のリードが小さくなれば、その分、投手陣はより打者へ集中する環境が整うわけで、抑える可能性も必然的に高くなってくる。

 いつ来るか分からない。だから仕掛けられない。結局、甲斐キャノンがオリンピックでお目見えすることはなかった。しかし、出なかったという事実が、何よりもその価値を物語っていた。

 野村氏は生前、「君につけてほしい」として、ホークスでは野村氏以降の捕手が一人もつけてこなった背番号19を甲斐に禅譲した。その想いに答えるように、育成でプロ入りした男は球界を代表する名捕手へと成長を続けた。そして、37年間オリンピックで金メダルを獲得できなかった日本を、「優勝チーム」へと変えたのだ。

文●新井裕貴(THE DIGEST編集部)

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