あの3位決定戦から8日が経過し、ようやく当人が想いを明かした。
8月7日に行なわれた東京五輪・野球競技の3位決定戦で、韓国はドミニカ共和国と対戦して6対10の逆転負けを喫した。問題のシーンがライブ映像に映し出されたのは8回表だ。5番DHでスタメン出場し、4打数2安打1打点と気を吐いていたカン・ペクホが、ベンチに座って口を大きく開け、噛んでいた白いガムが口元から飛び出すだらしなさで、多方面の不興を買ったのである。
ライブ中継した公共放送『KBS』で解説を務めた元メジャーリーガー、パク・チャンホ氏は「あり得ない!」とバッサリ。「ずっとカン・ペクホの様子を観ているが、看過できない態度だ。たとえ負けていても、我々戦士は弱気な素振りは絶対に見せてはいけない。闘う姿勢を示さなければいけないんだ!」と怒りを露にした。
ネット上でも否定的な意見を相次ぎ、金メダルはおろか4位に終わった韓国代表チームへの不満もあいまって、批判の嵐が吹き荒れた。帰国後もカン・ペクホは一言も語らず、代わって代表チームの監督や、所属するKTウィズの監督が謝罪するという異例の展開に。そして現地8月15日、プロ野球ゲームの終了後にようやく本人が会見場に現われ、自身の言葉で釈明を行なったのだ。
22歳のニュースターは「本当に申し訳なく思います」と切り出し、「監督やファン、そしてベストを尽くして戦った代表選手のみなさんにお詫びしたい。すべての試合で頑張ってプレーしていたのに、自分のせいでイメージを劣化させてしまった」と悔やんだ。続けて、あの瞬間になにがあったのかを回顧した。
「とにかく、なにも考えていなかった。(大逆転されて)ひどく落ち込んでいて、心を痛めて、酷く後悔していたことしか覚えていません。僕たちはダッグアウトでも戦っていたし、試合を諦めたつもりもありません。ただあのときは、どこかボーっとしていて、もっと注意深く行動するべきでした」
そして「野球界のイメージを損なうような振る舞いをしてしまい、申し訳ございませんでした」とあらためて謝意を示し、「言い訳はしません。今後のプレーで誠意を伝えていきたい。良い人間だと理解してもらうために、ハードワークに励んで、もっと良い選手になりたいと思います」と誓いを立てた。
構成●THE DIGEST編集部
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8月7日に行なわれた東京五輪・野球競技の3位決定戦で、韓国はドミニカ共和国と対戦して6対10の逆転負けを喫した。問題のシーンがライブ映像に映し出されたのは8回表だ。5番DHでスタメン出場し、4打数2安打1打点と気を吐いていたカン・ペクホが、ベンチに座って口を大きく開け、噛んでいた白いガムが口元から飛び出すだらしなさで、多方面の不興を買ったのである。
ライブ中継した公共放送『KBS』で解説を務めた元メジャーリーガー、パク・チャンホ氏は「あり得ない!」とバッサリ。「ずっとカン・ペクホの様子を観ているが、看過できない態度だ。たとえ負けていても、我々戦士は弱気な素振りは絶対に見せてはいけない。闘う姿勢を示さなければいけないんだ!」と怒りを露にした。
ネット上でも否定的な意見を相次ぎ、金メダルはおろか4位に終わった韓国代表チームへの不満もあいまって、批判の嵐が吹き荒れた。帰国後もカン・ペクホは一言も語らず、代わって代表チームの監督や、所属するKTウィズの監督が謝罪するという異例の展開に。そして現地8月15日、プロ野球ゲームの終了後にようやく本人が会見場に現われ、自身の言葉で釈明を行なったのだ。
22歳のニュースターは「本当に申し訳なく思います」と切り出し、「監督やファン、そしてベストを尽くして戦った代表選手のみなさんにお詫びしたい。すべての試合で頑張ってプレーしていたのに、自分のせいでイメージを劣化させてしまった」と悔やんだ。続けて、あの瞬間になにがあったのかを回顧した。
「とにかく、なにも考えていなかった。(大逆転されて)ひどく落ち込んでいて、心を痛めて、酷く後悔していたことしか覚えていません。僕たちはダッグアウトでも戦っていたし、試合を諦めたつもりもありません。ただあのときは、どこかボーっとしていて、もっと注意深く行動するべきでした」
そして「野球界のイメージを損なうような振る舞いをしてしまい、申し訳ございませんでした」とあらためて謝意を示し、「言い訳はしません。今後のプレーで誠意を伝えていきたい。良い人間だと理解してもらうために、ハードワークに励んで、もっと良い選手になりたいと思います」と誓いを立てた。
構成●THE DIGEST編集部
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