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筒香嘉智が今季第1号! 地元紙記者が「特大の一発だ」と絶賛する好調ぶりに“復活”の兆し

THE DIGEST編集部

2021.08.21

新天地でアピールを続けている筒香。日本時代の勝負強さを取り戻しつつある。(C)Getty Images

 もがいてきた29歳のスラッガーが、メジャーでチャンスを掴んでいる。

 現地時間8月20日に敵地で行なわれたセントルイス・カーディナルス戦の9回、代打で登場したピッツバーグ・パイレーツの筒香嘉智は、ダメ押しとなるソロ本塁打を放った。
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 終盤に巡ってきた出場機会を逃さなかった。チームが3点をリードした9回1死無塁の場面で打席に入った筒香は、カウント1-1から相手右腕ポンセ・デ・レオンが投じた86.7マイル(約139.5キロ)のチェンジアップを強振。高々と舞い上がった打球は、あっという間にライトフェンスを越えていった。嬉しい今季第1号だ。

 7月からドジャース傘下3Aでプレーしていた筒香は、今月14日に自由契約となるも、即座にパイレーツ入団が決定。そこからは文字通りの絶好調で、9打数3安打(1本塁打)をマークし、打率も.333と上向きだ。
 
 さらに興味深いのは、ヒット3本がいずれも長打である点だ。渡米後は相手投手の対応に苦しみ、持ち味のパワーを発揮できずにいた筒香だが、長打率を示すSLGも.500とハイアベレージを記録しており、日本時代に見られていた打撃が戻りつつある。

 復活の兆しを見せる和製大砲に、現地メディアも賛辞を惜しまない。地元紙『Post Gazette』のジェイソン・マッキー記者は、「ヨシの特大の一発だ。彼の打球はあっという間にカーディナルスのブルペンにまで飛んでいった」と絶賛した。

 新天地で本領を発揮しはじめている筒香。今後もポジション争いは続くが、打力で違いを生み出せれば、レギュラー奪取は間違いないだろう。

構成●THE DIGEST編集部
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