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大谷翔平はMVP&サイ・ヤングのW受賞なるか?米メディアが見解「あなたが考えるほどクレイジーなことではない」

THE DIGEST編集部

2021.08.24

投打で前代未聞の活躍を続ける大谷。個人タイトル獲得に期待の声が高まっている。(C)Getty Images

 現在、ア・リーグのMVP最有力候補と目される大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)。一部からはサイ・ヤング賞の可能性も示唆されている。

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 メジャー4年目を迎えた今シーズン、打ってはここまで打率.270、40本塁打、88打点、OPS1.003といずれもハイアベレージを維持し、投げても自己最多の8勝(1敗)をマーク。7月以降の6試合で5勝0敗、防御率1.58(5先発以上)とスタッツは右肩上がりだ。

 この活躍を受け、米スポーツ専門メディア『Sporting News』は8月23日、「ア・リーグMVP最有力候補のショウヘイ・オオタニは、サイ・ヤングも受賞できるか」と題した特集を掲載。記事を執筆したライアン・フェイガン記者が、W受賞の可能性について「あなたが考えるほどクレイジーなことじゃない」と指摘している。

 まず、記事内では「現時点で最有力候補ではないが、シーズン残り1か月を切った時点で受賞を狙える位置にいる」としたうえで、「我々が言っているのは、シーズンが今日終わったら彼が受賞するということではなく、シーズン終了まで好成績を収めればトップに躍り出るかもしれないということだ」と前置きを強調した。
 
 また、「今年のア・リーグには支配的な投手がいない」としつつも、彼らより大きく劣っている要素は「イニング数」だと同記者。「チーム最高の打者として責任があり、多くの先発投手のように5日毎に登板しない。彼の先発回数は19回だが、他の選手は22~24回だ」と、その差を指摘している。

 記事の最後は「ア・リーグのサイ・ヤングも受賞できるか?」という質問の回答として、次のような見解で締めくくった。

「『可能性はあるが、おそらく無理』と答えるだろう。残りの期間で防御率1.00以下になり、ノーヒッターや14奪三振の試合を達成しない限りはね。私たちは、2021年のオオタニが信じられないような活躍をすることに慣れてしまったのではないだろうか」

構成●THE DIGEST編集部

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