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MLB

「非常にイライラする」大谷翔平に“苦戦”のヤンキース。主砲らが自軍への苛立ちを露わに「生きるか死ぬかでプレーすべき」

THE DIGEST編集部

2021.09.02

キャリア初のホームスチールを華麗に決めた大谷。快足を発揮しヤンキースを苦しめた。(C)Getty Images

キャリア初のホームスチールを華麗に決めた大谷。快足を発揮しヤンキースを苦しめた。(C)Getty Images

 13連勝と好調だったニューヨーク・ヤンキースが、大谷翔平を擁するロサンゼルス・エンジェルスを前に足踏みを余儀なくされている。

 現地8月30日から行なわれているエンジェルスとの3連戦。初戦は7対8、2戦目も4対6と、いずれも接戦の末にヤンキースは連敗を喫した。とくに31日の試合では「2番・DH」の大谷が2盗塁・2得点と大活躍。復権を目指す球界の盟主を大いに苦しめた。

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 この試合、ヤンキースの「9番・中堅」でプレーし3打数1安打のブレット・ガードナーは試合後、「4連敗は非常にイライラする」と感情を露わにし、「受け入れられない。僕たちはしばらく良い野球をしていたんだ。試合に出て結果を変えるチャンスはあったけど、出来なかった」と悔しがった。

 38歳の大ベテランがそう悔しがるのも無理ない。ヤンキースは、目下、メジャートップの42本塁打を誇る大谷の一発を凌ぐため申告敬遠を選択したのだが、それが裏目に出たのである。

 大谷を敬遠した5回、3番のフィル・ゴスリンの適時打で二死一、三塁に。ゴスリンがディレード気味に二盗を仕掛けると、捕手のゲリー・サンチェスがすかさず二塁へ送球。これをチャンスと見た大谷が果敢にスタートし、見事に本盗を成功させたのだ。
 
 4回に先制ホームランを放った主砲のアンソニー・リゾーは、大谷の本盗について「もっと生きるか死ぬかでプレーすべき。オオタニは速いから、彼を捕まえるには完璧な送球が必要だ」と指摘した。

 また、この試合で先発しながらも、5回途中6失点で降板したジェイムソン・タイオンは、「負けるより勝つ方がずっと楽しい。勝った後の方がクラブハウスの雰囲気も良いからね」とコメント。最終戦に向けて、「ニューヨークに戻る前の水曜日にゲリット・コールがいい結果を出す最後の機会がある」とエースに想いを託した。

 果たしてヤンキースはエンジェルスのスイープを阻止するか。注目の一戦は、日本時間2日午前8時7分にプレーボールだ。

構成●THE DIGEST編集部 

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