専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
MLB

「ばかげている!」161キロ連発! 大谷翔平の117球の熱投に米メディアも驚嘆!「オオタニは当たり前ではない」

THE DIGEST編集部

2021.09.04

“リアル二刀流”で存在感を誇示した大谷。気迫のこもったピッチングに驚きの声が上がっている。(C)Getty Images

“リアル二刀流”で存在感を誇示した大谷。気迫のこもったピッチングに驚きの声が上がっている。(C)Getty Images

 一打逆転の窮地で快速球を繰り出した。

 現地時間9月3日に本拠地で行なわれたテキサス・レンジャーズ戦。「2番・投手」で先発したロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は、4回に内野安打と二塁打で1死二、三塁というピンチを招いた。
【動画】渾身の100マイルピッチング! 大谷翔平がギアを上げた奪三振シーンはこちら

 2回に2失点を喫して追いつかれていた。それだけに逆転を許せば、一気に流れを相手に持っていかれる局面だった。だが、大谷はここでギアを上げる。

 迎えた8番のジェイソン・マーティンに対しては、84.4マイル(約135.8キロ)と85.4マイル(約137.4キロ)のスライダーで追い込むと、最後はアウトハイへ渾身の100.4マイル(約161.5キロ)の4シームで三球三振に切って取る。

 スピード表示を見たスタンドからも歓声が上がる。一気に球場の雰囲気を一変させた背番号17は、続くレオディ・タベラスに対しても、初球に84.6マイル(約136.1キロ)を投じると、2球目に投げた4シームはボールとなったものの、100.5マイル(約161.7キロ)を記録。そして最後は100マイル(約160.9キロ)の4シームでファーストゴロに切って取った。

 まさに渾身のピッチングだった。相手打線を文字通り力でねじ伏せたエースをチームも援護し、6回に勝ち越しに成功。結局、3対2で勝利した。なお、7回を自己最多となる117球で投げ切った大谷は今季9勝目をマーク。あのベーブ・ルースが1918年にやってのけて以来となる「シーズン二桁本塁打・二桁勝利」の達成に向け、残り1勝とした。
 
 4月4日以来の“100マイルの連投”で見せ場を作った大谷。その熱投に、現地メディアからは驚嘆の声が上がっている。米放送局『Fox Sports』のポッドキャスト番組『Cespedes Family BBQ』は、こう論じた。

「オオタニの才能と信じられないほどのパフォーマンスのすべてが我々を驚かせている。彼の打撃と投手の両方をやってのけるスタミナと身体能力は凄まじいというほかにない」

「彼はこの1か月間、打席でかなり苦労している(ピッチングは素晴らしいレベルに改善されている)。かなり疲れ果てているに違いない。まったくばかげている。ショウヘイ・オオタニを当たり前と思ってはいけない」

 またしても、偉才ぶりを見せつけた大谷は、103年ぶりの大記録をやってのけるのか。その一挙手一投足から目が離せない。

構成●THE DIGEST編集部

【PHOTO】世界が驚嘆する偉才・大谷翔平のキャリアを厳選ショットで一挙公開!花巻東、日ハム、エンジェルスでの活躍を振り返る
NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号