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MLB

大谷翔平がサイ・ヤング賞を受賞するのは難しい?専門メディアが「攻撃的な生産性も反映すべき」と主張!

THE DIGEST編集部

2021.09.08

後半戦はHRのペースが落ちるも、いまだメジャートップを独走する大谷。(C)Getty Images

後半戦はHRのペースが落ちるも、いまだメジャートップを独走する大谷。(C)Getty Images

 レギュラーシーズン終了まで1か月を切ったMLB。プレーオフ進出争いはもちろん、MVPやサイ・ヤング賞といったアワード予想も熱を帯びてきた。

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 今シーズン投打で並みいるメジャーリーガーを圧倒してきたロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平もそれらの候補に名を連ねる。ここまで112イニングで登板した27歳にとって規定投球回(162イニング)には、残念ながら届かないことが濃厚な状況を踏まえ、サイ・ヤング賞は難しいのではといった声が大多数を占める。

 ところがこの考えに専門メディアの『Through The Fence Baseball』が疑義を呈した。“二刀流”を考慮した上で、サイ・ヤング賞も「攻撃的な生産性も考えるべき」ではないかと主張したのだ。

 現在ホームランランキングではMLBトップの43本を記録する大谷は、投げては防御率2.97と3点台を下回る。アメリカン・リーグで最も三振率が高いゲリット・コール(ニューヨーク・ヤンキース)と比較すると、防御率、WHIPなどでは引けをとるが、コールは今季一度も打席に立っていない。つまり打撃に関しては、119安打、43本塁打の大谷に対してコールはともに0である。
 
 DH制が採用されるアメリカン・リーグでは、攻撃に特化した選手をDHに入れる。ところが大谷の場合は、DHもこなしつつ、投打ともに結果を残しているのだ。

 同記事では「投手がチームのDHとして入るだけでなく、リーグ内全体のDHより打つとどうなるか?どんな価値があるか?」と投げかけ、サイ・ヤング賞を選ぶ際に「攻撃的な生産性も反映して考える必要がある年だ」と提案した。

 果たして規定投球回を満たさないはずの大谷が、歴史を変える日は来るだろうか。残りの試合の活躍とともに、まずはサイ・ヤング賞候補にノミネートされるかに注目したい。

構成●THE DIGEST編集部 

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