今年のドラフト会議で"影の主役"と言われていたのが、駿河総合高の大型内野手、紅林弘太郎だった。
紅林を2位ないし3位で狙っていたチームは少なく、その運命の扉をどのチームが開くのか、動向に注目が集まっていた。いざ蓋を開けてみると、全体2番目の2位指名権を得たオリックスが、紅林の名を読み上げた。
オリックスは1位入札で東邦高の石川昂弥を抽選で外していた(中日が交渉権を獲得)。もし石川を引き当てていれば、紅林の指名はなかっただろうから、不思議な巡り合わせと言えるだろう。
果たして、彼の将来にはどんな運命が待っているのだろうか。 実はドラフト当日、ちょっとしたハプニングがあった。
地元各局のテレビカメラを含む報道陣や野球部部員、学校関係者がギッシリ入った会見場、トラブルによりドラフト中継のテレビが止まってししまったため、リアルタイムでの視聴ができなくなったのだ。
そんな中、駿河総合の望月俊治監督に電話が入る。
すると、スマートフォンを見ながらリアルタイムで追っていた部員から大きな歓声が起こった。監督から電話を代わる紅林。電話の主は、望月監督の島田商業時代の教え子で、その後オリックスに入団した仁藤拓馬氏だった。仁藤は体調面の問題で引退し、現在は球団職員として広報関連の仕事をしているのだが、牧田勝吾担当スカウトの粋な図らいにより、サプライズは生まれたのだった。
望月監督は言う。「牧田君は何度か足を運んでくれていた。直前に話をした時は他に持っていかれちゃうかななんて話をしてたけど、指名させていただいた際には仁藤に連絡させますと言ってたんですよ」
紅林を担当したオリックスの牧田スカウトは 地元・静岡県藤枝市出身。そうした縁も重なり、紅林の運命の扉は開かれたというわけだ。
紅林を2位ないし3位で狙っていたチームは少なく、その運命の扉をどのチームが開くのか、動向に注目が集まっていた。いざ蓋を開けてみると、全体2番目の2位指名権を得たオリックスが、紅林の名を読み上げた。
オリックスは1位入札で東邦高の石川昂弥を抽選で外していた(中日が交渉権を獲得)。もし石川を引き当てていれば、紅林の指名はなかっただろうから、不思議な巡り合わせと言えるだろう。
果たして、彼の将来にはどんな運命が待っているのだろうか。 実はドラフト当日、ちょっとしたハプニングがあった。
地元各局のテレビカメラを含む報道陣や野球部部員、学校関係者がギッシリ入った会見場、トラブルによりドラフト中継のテレビが止まってししまったため、リアルタイムでの視聴ができなくなったのだ。
そんな中、駿河総合の望月俊治監督に電話が入る。
すると、スマートフォンを見ながらリアルタイムで追っていた部員から大きな歓声が起こった。監督から電話を代わる紅林。電話の主は、望月監督の島田商業時代の教え子で、その後オリックスに入団した仁藤拓馬氏だった。仁藤は体調面の問題で引退し、現在は球団職員として広報関連の仕事をしているのだが、牧田勝吾担当スカウトの粋な図らいにより、サプライズは生まれたのだった。
望月監督は言う。「牧田君は何度か足を運んでくれていた。直前に話をした時は他に持っていかれちゃうかななんて話をしてたけど、指名させていただいた際には仁藤に連絡させますと言ってたんですよ」
紅林を担当したオリックスの牧田スカウトは 地元・静岡県藤枝市出身。そうした縁も重なり、紅林の運命の扉は開かれたというわけだ。