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MLB

ア・リーグMVP争いはどっちが優勢?投票有権者の意見は大谷翔平に軍配!「彼はスポーツを変えている」

THE DIGEST編集部

2021.09.28

ゲレーロJr.(左)と大谷(右)に絞られた感のあるア・リーグMVP争いは、後者の方が優勢なようだ。(C)Getty Images

ゲレーロJr.(左)と大谷(右)に絞られた感のあるア・リーグMVP争いは、後者の方が優勢なようだ。(C)Getty Images

 今季も残すところ数試合、MVP争いの話題が連日メディアやファンをにぎわせ、様々な意見が飛び交っているが、最も重要なのは今季のアメリカン・リーグのMVP投票権を持つ全米野球記者協会の30人のメンバーの意見であろう。

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 米メディア『The Athletic』によると、レギュラーシーズンの最終週を迎えた大谷翔平とブラディミール・ゲレーロJr.について、MVP有権者にアンケートを取ったところ、彼らの意見は大谷の方が上だったという。

「ゲレーロJr.はアメリカン・リーグの最高のバッターであり、最高のポジションプレーヤー」という声もあるものの、大谷を称える声が圧倒的に多い。

「他の選手たちは、オオタニがやっていることにハッとさせられている。彼はスポーツを変えていると思うし、時間が経てばそれが明らかになるだろう」「オオタニへの一票は、他の人への一票ではない」や「ゲレーロJr.は信じられないようなシーズンを送っており、我々は絶対に認め、祝福すべきだ。マーカス・セミエンも素晴らしい活躍をしている。しかし、今のオオタニのケースを超える人はいないし、1週間の試合でそれが変わるとは考えにくい」などの意見が述べられた。
 
 27日時点での2人の成績は下記のとおりである。

 ゲレーロJr.は、打率.315、出塁率.405、長打率.601、46本塁打、105打点、183安打というアメリカン・リーグでトップクラスの成績を残しており、野球統計サイト『Baseball Reference』によると、WARは6.7。

 大谷は、打率.258、出塁率.371、長打率.595、45本塁打、98打点、133安打で、投手としては、ERA3.18を記録している。同統計サイトによると、彼のWARは8.9で、1.5ポイント以上の差でメジャー最多となっている。

 もちろんこれは最終決定ではない。投票者はまだ投票用紙を提出していないし、投票期限はポストシーズンの始球式までと定められているので、ゲレーロJr.はあと6試合で投票者の心を動かすことも可能だ。

 有権者の中で優位に立つ大谷がこのまま獲得するのか、ゲレーロJr.の巻き返しがあるのか、ここ1週間は2人のパフォーマンスから目が離せない。

構成●THE DIGEST編集部

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