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「センガをお勧めしたい」米専門メディアが千賀滉大に熱視線!「年齢も若く、球質もスガノより上だ」

THE DIGEST編集部

2021.11.02

大舞台にも強い千賀。堂々と力勝負ができる右腕は、米メディアでも垂涎の的だ。写真:塚本凛平

 数多の名投手たちをMLBの檜舞台に送り出してきたNPB。技巧派や本格派などタイプは様々だが、各国の名手が集う場において成功例は多いと言える。

 そんな日本球界でアメリカから強い注目を集めているのが、千賀滉大(ソフトバンク・ホークス)だ。

 もっとも、かねてからMLB球団からのスカウティングが囁かれてきたひとりではある。プロ10年目を迎えた今季は10勝(3敗)を挙げて、防御率も2.66と安定。奪三振数も84.2イニングで90(奪三振率は9.57)とハイアベレージを残した。

 今夏に行なわれた東京五輪でも中継ぎとして2試合に登板。米専門メディア『Baseball America』のカイル・グラサー記者が「MLBチームが長く求めている投手だ。彼がフリーエージェントになった時には、常にマークされるだろう」と絶賛した投球で、日本の金メダル獲得に貢献した。

 最速161キロのフォーシームと「お化けのように消える」と言われる140キロ台のフォークで打者を手玉に取る。コンディション面さえ整えば、対策のしようがないボールを投げ込む鷹のエースに、米メディアも熱い視線を送っている。
 

「センガは国際的なフリーエージェント市場において必ずマークすべきだ」

 そう期待を寄せるのは、ホワイトソックスの専門サイト『SOX Machine』だ。同メディアは、今オフの補強において球団に勧める選手として28歳の右腕をリストアップ。昨オフにMLB挑戦を狙った菅野智之(読売ジャイアンツ)の名を引き合いに、現状をレポートした。

「スガノは昨オフにポスティングされ、MLB球団と合意に至らなかった。彼は日本で新たに毎年オプトアウトできる4年間の契約を締結したとされるが、我々はセンガをお勧めしたい。彼は年齢も28歳と年齢も若く、球質もスガノよりも上だとされている。彼であれば、1年目に800万ドル(8億8800万円)で契約できるかもしれない」

 今季は名将トニー・ラルーサの下で、13年ぶりの地区優勝を果たしたホワイトソックス。ルーカス・ジオリトやディラン・シーズ、カルロス・ロドン、ランス・リン、マイケル・コーペックなど先発の駒は揃っているだけに、「大きな負担をかける必要がない」(『SOX Machine』)のも、故障がちな千賀にとって小さくないメリットとなるかもしれない。

構成●THE DIGEST編集部

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