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MLB

「フェアな争いではない!」米地元放送局が大谷翔平のMVP獲得を断言!「二刀流センセーションは、どの選手よりも優れてる」

THE DIGEST編集部

2021.11.13

文字通りのハイパフォーマンスで球界を騒然とさせた大谷。その反響はレギュラーシーズン終了後も止む気配がない。(C)Getty Images

文字通りのハイパフォーマンスで球界を騒然とさせた大谷。その反響はレギュラーシーズン終了後も止む気配がない。(C)Getty Images

 2001年のイチロー以来となるMVP受賞に向けた機運が高まっている。ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平だ。
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 渡米4年目を迎えた今季の大谷は投打で異次元のパフォーマンスを披露した。打っては本塁打王争いにも参戦する46ホーマーを記録。投げても23先発で130.1回、防御率3.18、156奪三振をマークし、二刀流として違いを生み出したのだ。

 数々の「史上初」「○年ぶり△人目」という快挙を成し遂げた大谷の快進撃は、オフシーズンも止まる気配がない。現地時間11月11日には日本人選手としてはイチロー(2001、07、09年)以来となる「シルバー・スラッガー賞」を受賞するなど、すでに7タイトルを手にした。

 文字通りの球史に残る存在となり、より関心が高まっているのが、アメリカン・リーグのMVP獲得の行方だ。ゲレーロJr.とマーカス・セミエン(トロント・ブルージェイズ)とともにファイナリストとなった大谷だが、米老舗スポーツ誌『Sports Illustrated』が運営するブックメーカー「SI Sports Book」が、「1.02倍」という評価を下すなど、一部では確定的と見る向きが強い。
 
 無論、エンジェルスの地元メディアは27歳のサムライを熱心に推挙する。スポーツ専門局『Bally Sports West』は、「ショウヘイ・オオタニは確実にアメリカン・リーグのMVPを獲得する」と断言。「オールスター休み明けに彼の打撃は勢いがやや弱まったが、二刀流によって巻き起こした一大センセーションは、他のどの選手よりも優れたものだった」と論じた。

「他のファイナリストであるゲレーロJr.とセミエンもシルバー・スラッガー賞を受賞した事実が示すように、打力で素晴らしいシーズンを送った。だが、誰もオオタニのような投手ではない」

 さらに同メディアは打撃、走塁、守備、投球を総合的に評価して選手の貢献度を表す指標「WAR」でも比較。ゲレーロJr.とセミエンがそれぞれ「6.6」と「6.5」なのに対し、大谷は投打合計「8.4」と図抜けた数値を叩き出していると示し、「やはりこれはフェアな争いではない」と強調した。

 大谷以外にありえるのか――。そんな声も聞こえている今季のMVP争いだが、注目の発表が待ちきれない。

構成●THE DIGEST編集部

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