第94回センバツ高校野球大会の開幕戦に登場した浦和学院が、これまでとは異なったスタイルで初戦突破を果たした。
父親である森士前監督から、昨秋にチームを引き継いだ森大監督は言う。
「開幕戦を戦わせていただきまして、選手たちとは新生・浦学を見せていこうという話をしてきましたので、初戦を勝ててよかったと思います」
受け継がれたのはディフェンス面だ。旧チームからのエース・宮城誇南はストレートの球速は120キロ台ながら、打者のインコースを強気に攻めるピッチング。ストレートを主体としながらも、変化球をコーナーに散りばめて的を絞らせなかった。
3回までを無失点。初回からしっかりゲームメークを果たすと、4回表も三者凡退に抑えてチームにリズムを呼び込んだ。
かつての浦和学院といえば、投手力のチームだった。現在ロッテの先発ローテーションを務める小島和哉の他、古くは夏の甲子園において1試合19奪三振を挙げた坂元弥太郎、巨人などで活躍した大竹寛や須永英輝など、今も昔も投手力で大会を勝ち抜いてきたチームだった。
「投手力を中心とした守備でリズムを作っていくのが浦学の伝統と思っています」。森大新監督はそう振り返っている。
一方、様変わりしたのが打線の方だ。
初回から豪快にフルスイングする姿が目立ち、インパクトを与えた。序盤こそ結果に繋がらなかったが、守備でリズムを作った後の4回裏に繋がった。
先頭の金田優太が中前安打で出塁すると、4番の鍋倉和弘が左中間フェンス直撃の適時三塁打を放って1点を先制。さらに5番の高山維月が4球目のチェンジアップをフルスイングすると、バックスクリーン横への特大本塁打を放って見せた。
長打攻勢での3得点はインパクトがあった。だが、ここでかつての浦和学院との変化を感じたのは、結果に関わらず、フルスイングをしていたという点だ。というのも、高山は1打席目に左翼へのポップフライに倒れていたのだ。
殊勲の高山は、こう振り返っている。
「新生・浦和学院ということで、去年までのチームだったら、バットを短く持って当てていくというスタイルでしたが、今年からはバットを長く持ってフルスイングをしていくことをテーマとして練習してきました。ポップフライもありましたが、仕方ないと思って、振り切っていきました」
凡打を恐れないというのがチーム内の決定事項のようだ。
父親である森士前監督から、昨秋にチームを引き継いだ森大監督は言う。
「開幕戦を戦わせていただきまして、選手たちとは新生・浦学を見せていこうという話をしてきましたので、初戦を勝ててよかったと思います」
受け継がれたのはディフェンス面だ。旧チームからのエース・宮城誇南はストレートの球速は120キロ台ながら、打者のインコースを強気に攻めるピッチング。ストレートを主体としながらも、変化球をコーナーに散りばめて的を絞らせなかった。
3回までを無失点。初回からしっかりゲームメークを果たすと、4回表も三者凡退に抑えてチームにリズムを呼び込んだ。
かつての浦和学院といえば、投手力のチームだった。現在ロッテの先発ローテーションを務める小島和哉の他、古くは夏の甲子園において1試合19奪三振を挙げた坂元弥太郎、巨人などで活躍した大竹寛や須永英輝など、今も昔も投手力で大会を勝ち抜いてきたチームだった。
「投手力を中心とした守備でリズムを作っていくのが浦学の伝統と思っています」。森大新監督はそう振り返っている。
一方、様変わりしたのが打線の方だ。
初回から豪快にフルスイングする姿が目立ち、インパクトを与えた。序盤こそ結果に繋がらなかったが、守備でリズムを作った後の4回裏に繋がった。
先頭の金田優太が中前安打で出塁すると、4番の鍋倉和弘が左中間フェンス直撃の適時三塁打を放って1点を先制。さらに5番の高山維月が4球目のチェンジアップをフルスイングすると、バックスクリーン横への特大本塁打を放って見せた。
長打攻勢での3得点はインパクトがあった。だが、ここでかつての浦和学院との変化を感じたのは、結果に関わらず、フルスイングをしていたという点だ。というのも、高山は1打席目に左翼へのポップフライに倒れていたのだ。
殊勲の高山は、こう振り返っている。
「新生・浦和学院ということで、去年までのチームだったら、バットを短く持って当てていくというスタイルでしたが、今年からはバットを長く持ってフルスイングをしていくことをテーマとして練習してきました。ポップフライもありましたが、仕方ないと思って、振り切っていきました」
凡打を恐れないというのがチーム内の決定事項のようだ。