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「勝利のシナリオに導く選手」ブルージェイズ菊池雄星の球種、投球スタイルを現地メディアが高評価!「最高のラインナップだ」

THE DIGEST編集部

2022.03.29

今季からフルージェイズのユニホームに袖を通す菊池。現地の評価も上々だ。(C) Getty Images

今季からフルージェイズのユニホームに袖を通す菊池。現地の評価も上々だ。(C) Getty Images

 メジャーリーグは来月の開幕へ向け、オープン戦を消化している。各チームとも連日、主力選手のプレー内容が報じられ、新シーズンへの期待が高まり続ける。

 今季からトロント・ブルージェイズの一員となった菊池雄星も、持ち前のスキルをアピールすることで、ローテーション投手としての確たる地位を狙う。

 しかし、オープン戦2度目の先発登板となった現地時間27日のフィラデルフィア・フィリーズ戦では、打ち込まれる場面が続いた。1回、そして3回とブライス・ハーパーに2打席連続での本塁打を浴びるなど、2回2/3を投げ計6安打を許し5失点。5日前の初登板では、2回を無失点、4つの三振を奪うなど鮮やかな新天地デビューとなったものの、2度目のマウンドでは良いところがないままベンチに退いている。
 
 初対戦となる昨季のMVPに強烈な洗礼を受けることとなってしまった菊池。だが、現地メディアからは移籍当初より、日本人サウスポーの潜在能力を高く評価する声が後を絶たない。

 トロントを拠点にブルージェイズの情報を発信する『Jays Journal』では、新たにチームに加わった日本人左腕の魅力を記事の中で綴っている。

【関連記事】圧巻の新天地デビューを飾った菊池雄星を現地メディアが称賛!「ローテーションを比類のないものにする」と期待膨らむ
 同メディアは「(3年3600万ドルの)ブルージェイズのこの契約はナンセンスだと言う人もいるかもしれないが、絶対に素晴らしいことであるはずだ」と、契約内容と菊池加入について述べており、その上で「キクチは間違いなくリーグで最高のラインアップの一つだ。チームを勝利のシナリオに導くための選手となるだろう」として、大きな期待を寄せている。

 さらに「キクチがみせるワインドアップからは、非常によく制御された4シーム速球を提供する」「彼のウイニングショットであり、最大の武器はカッターだ」として、投球スタイルも紹介し、その上で「ユウセイ・キクチはブルージェイズの投手陣に大きな力を与えるだろう。今シーズン、重要な場面でこの男を見ることができるはずだ」と、新シーズンへの見込みを示した。

 フィリーズ戦後、菊池自身は「球自体は前回よりも良かった。どんどん攻めていった結果」と前向きなコメントを残している。目の前の結果への拘りとともに、自らの武器に磨きをかけ、新たに訪れる2022年シーズンをしっかりと見据えている。

構成●THE DIGEST編集部

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