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「アキヤマは不要になった」GMが秋山翔吾の“開幕ロースター外”の理由を語る。「より良い選択肢が…」

THE DIGEST編集部

2022.04.04

無情のロースター外が決まった秋山。果たしてその理由とは?(C)Getty Images

無情のロースター外が決まった秋山。果たしてその理由とは?(C)Getty Images

 現地時間4月7日に開幕を迎えるメジャーリーグ。大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)やダルビッシュ有(サンディエゴ・パドレス)をはじめ、今年も日本人選手の活躍が期待されているが、開幕直前のこの時期に、「悲報」が届いた。

 シンシナティ・レッズの秋山翔吾は3日、28人の開幕ロースターから外れたことが発表された。今季が3年2100万ドル(約25億7000万円)契約の最終年だったが、過去2年間の成績は打率.224、0本塁打、OPS.594と結果を残せず。そして今年のオープン戦も22打数4安打、打率.182にとどまっていた。

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 もっとも、レッズはこのオフに主砲のニック・カステヤノスが退団、同じく球宴外野手のジェシー・ウィンカーを放出するなど、再建路線に舵を切っていた。逆に言えば秋山にとってチャンスが生まれたわけだが、ここにきての非情通告。今後はマイナー行きを受け入れるか、FAとなって日米他球団への移籍を模索することになる。

 果たしてなぜ、レッズは今季年俸800万ドル(約9億7000万円)を負担してでも、秋山を起用しない決断を下したのか。ニック・クロールGMがその理由を語っている。
 
「我々には、外野にアキヤマより良い選択肢があると感じているんだ」とクロールGM。「ジェイク・フレイリー、タイラー・ネイクインがプレーするのを求めていた。その中で、もう一人の左打者であるアキヤマは不要になった」という。

 30歳のネイクインは昨季19本塁打、OPS.809とまずまずの結果を残していて、フレイリーはオフの大型トレードで獲得した26歳の好守の外野手。秋山は簡単に言えば、彼らとの競争に負けたということだ。

 日本プロ野球シーズン最多安打記録保持者は、ここまでメジャーでほとんどその姿を見せられずいる。今回のレッズの措置を受けてもメジャーに残る可能性はまだまだあるが、果たして今後どんな道を選ぶのだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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