“令和の怪物”が、“球史に残る怪物”になった試合として、2022年4月10日の試合は記憶されることになるかもしれない。
ZOZOマリンスタジアムで行なわれたロッテ対オリックスの一戦。ロッテの先発マウンドに上がった佐々木朗希が2つの日本記録を樹立した。
佐々木はこの試合の前まで25イニング連続奪三振を継続し、これは2020年の山本由伸(オリックス)に並ぶ日本人最長記録だった(最長は43イニングのサファテ)。しかし、初回は最初の2人を簡単にアウトを取ったもののいずれもゴロで、迎えるは昨季両リーグベストの三振率5.5%だった吉田正尚。日本で最も三振を取れない打者が相手とあって、記録更新に黄色信号と思われたが、まったくの杞憂に終わった。
160キロのストレートで初球ストライクを取ると、2球フォークを続けて3球三振。これで日本人投手最長&歴代単独3位の26イニング連続奪三振を樹立した。しかし、“本番”はここからだった。
【動画】日本新記録の10者連続K! 佐々木朗希、“歴史的瞬間”がこれだ
2回をすべて空振りでの6者連続K、3回も3連続で空振り三振。そして4回、空振り三振、見逃し三振と来て、1957年の梶本隆夫(阪急)、58年の土橋正幸(東映)に並ぶ9者連続奪三振の日本記録に肩を並べた。日本新に向けてあと一人という場面で再び相まみえたのが吉田だった。
カーブ2球で簡単に2ストライクを取ると、ファウルを挟んで4球目。最後は伝家の宝刀フォークで仕留め、日本新記録の10者連続三振。さらに5回も先頭のラベロを見逃し三振に仕留めて11連続。これにより、メジャー通算311勝のトム・シーバー、昨季サイ・ヤング賞投手のコービン・バーンズ(ミルウォーキー・ブルワーズ)、アーロン・ノラ(フィラデルフィア・フィリーズ)のメジャー記録をも更新し、“世界新”となった。
最終的に6回先頭・紅林弘太郎が中飛を打って記録は「13」でストップしたものの、球史に残る大記録が打ち立てられた。
しかも、6回を終えて一人の走者も許していない佐々木。果たして“令和の怪物”はどこまで進化していくのだろうか。
構成●THE DIGEST編集部
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佐々木はこの試合の前まで25イニング連続奪三振を継続し、これは2020年の山本由伸(オリックス)に並ぶ日本人最長記録だった(最長は43イニングのサファテ)。しかし、初回は最初の2人を簡単にアウトを取ったもののいずれもゴロで、迎えるは昨季両リーグベストの三振率5.5%だった吉田正尚。日本で最も三振を取れない打者が相手とあって、記録更新に黄色信号と思われたが、まったくの杞憂に終わった。
160キロのストレートで初球ストライクを取ると、2球フォークを続けて3球三振。これで日本人投手最長&歴代単独3位の26イニング連続奪三振を樹立した。しかし、“本番”はここからだった。
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カーブ2球で簡単に2ストライクを取ると、ファウルを挟んで4球目。最後は伝家の宝刀フォークで仕留め、日本新記録の10者連続三振。さらに5回も先頭のラベロを見逃し三振に仕留めて11連続。これにより、メジャー通算311勝のトム・シーバー、昨季サイ・ヤング賞投手のコービン・バーンズ(ミルウォーキー・ブルワーズ)、アーロン・ノラ(フィラデルフィア・フィリーズ)のメジャー記録をも更新し、“世界新”となった。
最終的に6回先頭・紅林弘太郎が中飛を打って記録は「13」でストップしたものの、球史に残る大記録が打ち立てられた。
しかも、6回を終えて一人の走者も許していない佐々木。果たして“令和の怪物”はどこまで進化していくのだろうか。
構成●THE DIGEST編集部
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