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また“史上初”をやってのけた大谷翔平、アストロズ打線に5回終了時点で完全投球! 米記者も「別次元の試合だ」と脱帽

THE DIGEST編集部

2022.04.21

気迫のこもった投球で11奪三振をマークしている大谷。アストロズ打線を相手に完璧な投球を披露している。(C)Getty Images

 日本の偉才が、またしてもMLBの歴史に名を刻んだ。

 現地時間4月20日、ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は、敵地で行なわれているヒューストン・アストロズ戦に「1番・DH兼投手」で先発。その初回に彼は"野球の本場"で新たな記録を残した。
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 1回表の攻撃だった。第1打席に相手先発ジェイク・オドリッジのボールを見切って四球で出塁。そこからチームは打線が繋がり、打者1巡の猛攻を展開。そして2死満塁という好機で再び打席を迎えると、2番手として早くもマウンド上がったブレイク・テイラーからレフトオーバーのタイムリーツーベースを記録した。

 この2打席が長きに渡るMLB史で誰も築いていなかった記録となった。それは先発投手が、登板前に2打席に立つというものだ。米野球データサイト『Baseball Reference』によれば、いわゆる近代野球とされる1906年以降では初の快挙だという。

 なお、自らの2打点を含めた6点の援護点をもらった「投手・大谷」は快投が続いている。3回と4回には6者連続三振を記録するなど、5回を終えた時点で11奪三振をマークし、ひとりのランナーも許さないパーフェクトピッチを見せつけている。

 強打のアストロズ打線を相手にした序盤の圧巻のピッチングには、現地記者も驚嘆。かつて米メディア『The Athletic』などで執筆していたブレント・マグワイア記者は「これはショウヘイ・オオタニによる別次元の試合だ。彼がマウンド上でこれほどまでに圧倒的な存在感を示したことはない」と絶賛した。

 試合は5回を終了してエンジェルスが6対0とリード。アストロズ打線は大谷を前にパーフェクトピッチを続けられている。

構成●THE DIGEST編集部

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