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プロ野球

【パ6球団新戦力診断】完全試合を引き出した松川らルーキーが各球団で躍動!西武は助っ人勢が“的中”<SLUGGER>

藤原彬

2022.04.25

高卒ルーキー、プロデビュー7試合目にして完全試合を引き出した松川。末恐ろしいとはまさにこのことだ。(写真)産経新聞社

高卒ルーキー、プロデビュー7試合目にして完全試合を引き出した松川。末恐ろしいとはまさにこのことだ。(写真)産経新聞社

 2022年のプロ野球開幕から1か月が経過した。ここまで、各チームの外国人選手やルーキーなど新戦力はどのように機能しているのか。パ・リーグの各チームを「よくできました」「まずまずです」「可もなく不可もなく」「がんばりましょう」の4段階で評価してみよう。

■オリックス
<主な新戦力>
ビドル(投手)
バレラ(投手)
野口智哉(内野手)
渡部遼人(外野手)
小木田敦也(投手)
<評価>
可もなく不可もなく

 ブルペンの課題だった「8回の男」問題をビドルが早々に解決。長身から繰り出すスライダーとカーブは切れ味鋭く、11試合に投げて自責点1の好発進で手にしたホールドはリーグ最多の9を数える。一方、バレラは遊撃以外の内野3ポジションを守り、打撃では7三振に対して7四球と持ち味は発揮しながら打率.145と低迷している。

 新型コロナ陽性判定で出遅れた野口だが、昇格後は10打数4安打と高い実践力を示している。俊足を武器に開幕一軍入りした渡部は帯同約1ヵ月で出場9試合、9打席のみと出番に恵まれないまま二軍へ降格した。ドラフト7位ルーキーながら開幕一軍入りした小木田はリリーフで5試合に登板後、4月9日に登録抹消となった。
 
■ロッテ
<主な新戦力>
松川虎生(捕手)
廣畑敦也(投手)
ゲレーロ(投手)
池田来翔(内野手)
<評価>
まずまずです

 史上3人目の開幕高卒新人マスクをかぶった松川は、4月に佐々木朗希のパーフェクト達成をアシスト。打撃では打率.171とプロの壁に当たっているが、年齢離れしたインサイドワークや守備力で評価を高めている。

 ゲレーロはストレートの平均球速が156キロ近くと自慢の豪球は存分に披露しているものの、5.1回で5四球、2死球とMLB時代からの欠点である制球難をそのまま露呈。即戦力ルーキーとして期待された廣畑も、5.2回で11安打を浴びるなど苦戦している。池田は新型コロナ特例措置で離脱した中村奨吾に代わって一軍に昇格し、プロ初ヒットも放ったが、現在は二軍で調整している。
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