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「メジャーリーガーとして最高の出来だった」今季3勝目を挙げた大谷翔平の圧巻ピッチングを米メディアも絶賛!

THE DIGEST編集部

2022.05.06

今季3勝目を挙げた大谷。圧巻の投球に現地メディアからも絶賛する声が上がっている。(C) Getty Images

 現地メディアも大谷翔平の二刀流パフォーマンスに驚愕の声を上げている。

 5月5日(現地時間)に敵地で行なれた、ボストン・レッドソックス対ロサンゼルス・エンジェルスの3連戦の最終日。

「3番・投手」で先発出場した大谷は今季最長の7回を投げ、6安打無失点、無四球、11奪三振の快投で今季3勝目を挙げた。打者としては4打数2安打1打点で、8対0の大勝に貢献し、敵地ボストンのファンにリアル二刀流を見せつけた。
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 打撃面での"ショウ・タイム"は8回無死満塁の第4打席。2番手の右腕ホウクの初球を捉え、左翼にそびえるフェンウェイの名物グリーン・モンスターを直撃するタイムリーヒットを放った。この打球が選手の背番号をはめ込んだボードに当たり大谷の背番号の17が落ちるというハプニングも生み出した。

 フェンウェイパークは往年のスーパースター、ベーブルースが二刀流として活躍を見せていたアメリカで最古の球場で、先発投手が4番までの上位打線に名を連ねるのは、ルース以来103年ぶりという。

 そんな由緒あるフェンウェイパークで、快挙を成し遂げた大谷に、地元メディアも賛辞を惜しまない。「マウンドで圧倒的なパフォーマンスを見せた」と大谷の投球を称えた『NBC Boston』のジャスティン・リーガー記者は、さらに「2021年のアメリカンリーグMVPの投球は、メジャーリーガーとして最高のパフォーマンスだったかもしれない」と大絶賛している。目の肥えた現地記者にも、圧巻のピッチングに映ったようだ。

 大谷は前日もフル出場し、延長戦で試合が長引き、終了したのは夜11時近くだった。そして翌日のこの日はデーゲームだったが、それをものともせずに最高のパフォーマンスを発揮した。

 大谷はこの試合で、投手としての成績は、3勝2敗、防御率3.08、打者としては4本塁打、打率.240、打点13、OPS.840とスタッツを大幅に上昇させた。

 エンジェルスは現在17勝10敗でアメリカン・リーグ西地区の首位を走っている。

 一方、レッドソックスはこの試合で、10勝16敗となり、アメリカン・リーグ東地区でボルティモア・オリオールズと並んで最下位へ転落した。

 ボストンファンにとっては悔しい試合とはなったが、地元で歴史的な試合を見られたのは不幸中の幸いだったと言えるかもしれない。野球の神様ベーブ・ルースが達成した記録「2桁勝利&2桁本塁打」、昨季はあと一歩に迫った大谷だが、今季はその記録も突破も期待できそうな勢いだ。大谷の今後に注目していきたい。

構成●THE DIGEST編集部

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