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MLB

全米4150キロ横断の大谷翔平、申告敬遠で勝負を避けられてノーヒットに。エンジェルスは継投が冴えて連勝

THE DIGEST編集部

2022.05.07

“リアル二刀流”の翌日も出場した大谷。まさに疲れ知らずの天才だったが、この日はノーヒットに終わった。(C)Getty Images

“リアル二刀流”の翌日も出場した大谷。まさに疲れ知らずの天才だったが、この日はノーヒットに終わった。(C)Getty Images

 現地時間5月6日、ロサンジェルス・エンジェルスの大谷翔平は、本拠地で行なわれたワシントン・ナショナルズ戦に「3番・DH」で先発出場。3打数無安打1打点(1四球)とノーヒットに終わった。

 前日にボストンで“リアル二刀流”で大活躍を果たした大谷。試合後にアメリカを横断する約4150キロの大移動をしたために体力面での心配がされるなかで、ジョー・マッドン監督いわく「体調はいいと言っていた」という偉才は、この試合でもラインナップに名を連ねた。

 そんな大谷はナショナルズ先発のヨアン・アドンに手を焼く。初対戦となった第1打席は、無死二、三塁の好機で88.8マイル(約142.9キロ)のチェンジアップを打たされてセカンドゴロに。打点こそ残ったものの、タイミングをずらされる。そして3回裏の第2打席は積極果敢に振りにいったが、最後は96.6マイル(約155.4キロ)の4シームを前に空振り三振に終わった。

 その後、5回裏にエンジェルスはマイク・トラウトのタイムリーツーベースで2点を加点。なおも1死二、三塁の絶好機で大谷に打順が巡ってきたが、ナショナルズはここで申告敬遠を指示。頼みの綱が勝負を避けられたホームチームは、続く4番アンソニー・レンドーンが併殺に終わり、ダメ押し点を奪えずに終わった。
 
 だが、この日のエンジェルスは3点で十分だった。前日に大谷が7回を投げたために、休養を与えられていた中継ぎ陣が奮起するのだ。6回から継投策に出ると、オリバー・オルテガ、ライアン・テペラ、アーロン・ループと繋ぎ、終盤に入ってからもナショナルズ打線に一切の反撃を許さない。

 大谷は8回裏に先頭打者として4度目の打席に立つ。だが、対峙した相手右腕パオロ・エスピーノが投じた初球、外角低めへの70.9マイル(約114.1キロ)の緩いカーブを打たされて、ショートゴロに終わった。

 エンジェルスは最終回にクローザーのライセル・イグレシアスを投入。ここを32歳のベテラン右腕が、わずか6球で危なげなく3者凡退に抑え、チームは3対0で勝利。レッドソックス戦から続く連勝を飾った。

構成●THE DIGEST編集部
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