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プロ野球

ペドロ、西口、そして延長12回完全で黒星のハディックス――大野雄大だけじゃない「延長で完全試合を逃した悲劇の投手たち」<SLUGGER>

SLUGGER編集部

2022.05.07

90年代から00年代にかけて、最強の投手の一人だったマルティネス。そんな彼でも延長完全試合の離れ業は不可能だった。(C)Getty Images

90年代から00年代にかけて、最強の投手の一人だったマルティネス。そんな彼でも延長完全試合の離れ業は不可能だった。(C)Getty Images

 中日の大野雄大が6日、阪神戦で9回パーフェクトに抑えながらも、延長10回2死から佐藤輝明に安打を打たれ、大記録を逃した。

 同様のケースは日米でこれまでに3例ある。日本では唯一、2005年に西口文也が“達成”したのみだ。8月27日にインボイス西武ドーム(現ベルーナドーム)で行われた楽天戦でのことだ。

 この日、いつものポーカーフェイスでマウンドに立った西口は、淡々と楽天打線を抑えていく。7回に3者連続三振に抑えた段階で、スタンドが「もしかしたら……」とざわめきだした。

 だが、2人の伏兵が西口の行く手を阻んだ。1人は楽天先発のルーキー・一場靖弘。その時点でプロ未勝利だったこの右腕が、9回無失点に抑える好投を見せ、試合は延長に突入した。
 
 そして10回無死。2人目の伏兵が西口の快挙を打ち砕いた。打席に立った沖原佳典が、カウント2-2からの5球目、スライダーをライト前に運んで快挙達成は露と消えた。だが、大野と同じように西口もここで気持ちを切らさず踏ん張った。この回をゼロに抑えると、その裏、石井義人のサヨナラ打で西武が勝利し、西口は白星を手にした。

 なお西口はそれ以前に2度、9回2死からヒットを打たれてノーヒットノーランを逃していた。快挙達成のチャンスを3度逃した西口に、その後は2度と機会が巡ってこなかった。

 一方、海の向こうのメジャーリーグでは、延長戦で完全試合を逃したケースは2例ある。1人は西口と同じ時代に活躍した名投手で、15年に殿堂入りを果たしたペドロ・マルティネスだ。
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