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「絶対に必見だ」逸材アクーニャJr.が転倒しながら450フィートの超特大弾! 驚愕の一打に米識者も熱狂「史上最高で、最もおかしい」

THE DIGEST編集部

2022.05.07

図抜けたポテンシャルを発揮したアクーニャJr.。彼の圧巻の一打が大きな話題となっている。(C)Getty Images

図抜けたポテンシャルを発揮したアクーニャJr.。彼の圧巻の一打が大きな話題となっている。(C)Getty Images

 球界を代表する若きスーパースターが、ポテンシャルの一端を垣間見せる特大の一発を放った。現地時間5月6日に本拠地で行なわれたミルウォーキー・ブルワーズ戦でのアトランタ・ブレーブスのロナルド・アクーニャJr.だ。
【動画】ズコッとこけるも450フィート! アクーニャJr.の放った超特大アーチをチェック

 現在24歳の超逸材にとっては待望の一発となった。昨年7月に右膝全十字靭帯損傷の大けがで約10か月のリハビリを余儀なくされたアクーニャJr.にとって、これが嬉しい復帰第1号でもあったのだ。

 球場も騒然とした。ブルワーズのエリク・ラウアーと対峙したアクーニャJr.は、カウント1-1から真ん中低めに投じられた77.6マイル(約124.6キロ)のカーブをフルスイング。この時、本人は勢い余ってグラウンドに倒れたが、強く弾き出された打球は、ぐんぐんと飛距離を伸ばす。そして、なんとバックスクリーンの450フィート(約137メートル)地点に着弾する“超”特大弾となった。

 飛距離もさることながら、スピードも凄まじかった。この時にアクーニャJr.が打った打球は初速度111.8マイル(約180キロ)を叩き出したのだが、彼の打球が110マイル(約177キロ)以上を超えたのは通算28本目で、スタッツ集計が始まった2019年以降では、ピート・アロンゾ(ニューヨーク・メッツ)の35本、大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)の31本、ブライス・ハーパー(フィラデルフィア・フィリーズ)の30本、ブラディミール・ゲレーロJr.(トロント・ブルージェイズ)の29本に次ぐ歴代5位のものだった。

 周囲の度肝を抜く一打を放った俊英には、現地メディアも驚きを隠さない。米放送局『Fox Sports』のアナリストを務めるベン・バーランダー氏は興奮気味に「これは絶対に必見だ! アクーニャJr.は史上最高で、最もおかしい本塁打を打った」と絶賛。さらに米スポーツ専門局『ESPN』は、「もしも、踏ん張って倒れていなかったから打球はどこまで飛んでいたのだろう」とレポート内で記した。

「普通、丸く削られた木で、高速で移動してくるボールを打つ場合、バランスが重要だと考えられている。もしも、打席にいるあなたがこけてしまった場合には三振を喫するか、ひどい当たりを打たされるのかのどちらかだ。しかし、アクーニャJr.の場合は違ったのだ」

 復帰後は打率.207、打点3、OPS.626と低調なパフォーマンスが続いていたアクーニャJr.。それだけにようやく飛び出した一発により、眠っていた打棒が目を覚ますかが注目される。

構成●THE DIGEST編集部

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