日本のプロ野球はいよいよ交流戦が開幕。ここからさらに日本一に向けた戦いが白熱していくなかで、ひとりの若き剛腕が多くの野球ファンの胸を高ぶらせている。千葉ロッテの佐々木朗希だ。
【動画】メジャーの強打者を翻弄! 佐々木と比較された剛腕マクラナハンの奪三振シーンをチェック
プロ3年目の今季のインパクトは強烈だ。4月10日オリックス戦で19奪三振を奪っての完全試合をやってのけるなど、現在パ・リーグトップタイの5勝をマーク。防御率(1.47)でも2位につけ、奪三振数も投球回数(55)を大きく上回る87を記録し、奪三振率も14.24と今季の日本球界でただひとり二桁台に乗せている。
図抜けたポテンシャルを遺憾なく発揮する「令和の怪物」は、いまや海の向こうでも高い注目度を集めている。アメリカの野球専門メディア『CALL TO THE PEN』は、「日本のプロ野球界の奪三振王としてリードするロウキ・ササキ」と銘打たれた記事を掲載。そのなかで、今季のMLBで最多奪三振数をマークしているシェーン・マクラナハン(タンパベイ・レイズ)との比較を展開した。
日夜、あらゆる国の野球情報を発信する同メディアは、「マクラナハンは74個の三振を奪うなど、サイヤング賞のフロントランナーだ」とMLBで頭角を現している左腕の実力を強調。そのうえで「しかし、彼も世界的と比較すれば、奪三振のリーダーではない。千葉ロッテのロウキ・ササキが日本のプロ野球で敵を切り刻み続けているからだ」と記した。
もっとも、同メディアが引き合いに出したマクラナハンの今季成績は凄まじいものがある。メジャー2年目の24歳は、ここまで52.1イニングを投げ、防御率2.06、WHIP0.87、奪三振74、与四球12といずれも驚異的な数字を残しているのだ。
しかし、「ササキはさらに良い成績を残している。55イニングで防御率1.47、WHIP0.67を記録し、87奪三振、与四球はわずかに8個だ」と訴え、今季の日本球界をリードする佐々木の実力を高評した同メディアは、次の一文でレポートを締めくくっている。
「シェーン・マクラナハンは奪三振数でメジャーをリードしているかもしれないが、ササキにはまだ遠く及ばない。日本のスターはプロ野球界全体の奪三振王なのである」
いまや球界の垣根を超えるほどの高い評価を受ける佐々木。ここから正念場の夏場を迎えるが、世界中の野球ファンを唸らせる弱冠二十歳の“天才投手”のさらなる快投に注目したい。
構成●THE DIGEST編集部
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日夜、あらゆる国の野球情報を発信する同メディアは、「マクラナハンは74個の三振を奪うなど、サイヤング賞のフロントランナーだ」とMLBで頭角を現している左腕の実力を強調。そのうえで「しかし、彼も世界的と比較すれば、奪三振のリーダーではない。千葉ロッテのロウキ・ササキが日本のプロ野球で敵を切り刻み続けているからだ」と記した。
もっとも、同メディアが引き合いに出したマクラナハンの今季成績は凄まじいものがある。メジャー2年目の24歳は、ここまで52.1イニングを投げ、防御率2.06、WHIP0.87、奪三振74、与四球12といずれも驚異的な数字を残しているのだ。
しかし、「ササキはさらに良い成績を残している。55イニングで防御率1.47、WHIP0.67を記録し、87奪三振、与四球はわずかに8個だ」と訴え、今季の日本球界をリードする佐々木の実力を高評した同メディアは、次の一文でレポートを締めくくっている。
「シェーン・マクラナハンは奪三振数でメジャーをリードしているかもしれないが、ササキにはまだ遠く及ばない。日本のスターはプロ野球界全体の奪三振王なのである」
いまや球界の垣根を超えるほどの高い評価を受ける佐々木。ここから正念場の夏場を迎えるが、世界中の野球ファンを唸らせる弱冠二十歳の“天才投手”のさらなる快投に注目したい。
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