現地時間5月31日、ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は、敵地で行なわれたニューヨーク・ヤンキース戦に「2番・DH」でスタメン出場。4打数1安打と2試合連続のヒットとなった。
自身にとって約11か月ぶりのニューヨークでの一戦で大谷は、いきなり球場を沸かせた。カウント1-2で相手先発左腕のジョーダン・モンゴメリーが投じた真ん中高めへの4シームを高々と打ち上げると、打球はセンター後方へと飛んだ。しかし、これをフェンス際で中堅手のアーロン・ジャッジがジャンプしてキャッチした。
エンジェルスの地元局『Bally Sports West』が紹介したスタットキャストを基にした3Dデータによれば、本拠地のエンジェル・スタジアムならスタンドに入っていたという打球。好守に阻まれたものの、ヤンキース・ファンたちがざわめく当たりだった。
大谷とともに今季のMVP候補に挙げられるジャッジのファインプレーで勢いに乗ったヤンキースは、相手先発ノア・シンダーガードを攻め、初回に4点を先制する。さらに2回に1点を加点し、序盤から大差をつけた。
チームが劣勢に立たされるなかで、大谷は4回に先頭打者として2打席目を迎える。しかし、この場面ではカウント2-2から外角低めへの2シームをボールと判断して見逃すも判定はストライク。思わず首を振りながら「ノー(違う)」と口にしてしまう際どいジャッジで見逃し三振に終わった。
結果的に大谷を2打数ノーヒットに封じたモンゴメリーは、マイク・トラウトらも居並んだエンジェルス打線を5回無失点に抑え込む。
しかし、大谷もモンゴメリーにやられてばかりではなかった。6回2死無塁の局面で打席に入った背番号17は、カウント2-1から外角真ん中へと入ったチェンジアップをジャストミート。これがライト線を破るツーベースヒットとなった。
その後、6回にヤンキースが2点を加えて一気に差を広げた試合は、エンジェルスが7回にルイス・レンヒーフォのソロ本塁打で点差を詰める。だが、ビジターチームの反撃もここまでだった。8回には下位打線で無死二、三塁の好機を作るも、テイラー・ウォード、大谷、トラウトが、相手2番手ミゲル・カストロの前にいずれも凡退して無得点に終わった。
8回裏にホゼ・トレビーノの2ラン本塁打でダメ押しされたエンジェルスは、ヤンキースに投打で圧倒されて1対9で敗戦。これで今季最長の6連敗となり、重苦しい空気を変えられないチーム状況が続いている。
構成●THE DIGEST編集部
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しかし、大谷もモンゴメリーにやられてばかりではなかった。6回2死無塁の局面で打席に入った背番号17は、カウント2-1から外角真ん中へと入ったチェンジアップをジャストミート。これがライト線を破るツーベースヒットとなった。
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