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大谷翔平のムーンショットを壁際でジャッジが強奪!スーパーキャッチに現地メディアが沸く「201センチをフルで使えていなければHRだった」

THE DIGEST編集部

2022.06.01

ジャッジ(左)がスーパージャンプで、大谷(右)の大飛球を掴んだ。(C)Getty Images

 昨季アメリカン・リーグMVP男の今季12号となるはずの打球をアーロン・ジャッジ(ニューヨーク・ヤンキース)が、スーパーキャッチで阻止した。このプレーはSNSを中心に現地で話題を呼んでいる。

 現地時間5月31日、ヤンキース本拠地で行なわれたロサンゼルス・エンジェルス戦に「2番・中堅」で出場したジャッジは、華麗なる好守備を見せた。1回表、1死無塁で打席に立ったエンジェルスのスター大谷翔平は、ボールカウント1-2とした4球目の高めの4シームを完璧に捉えた。

 大きな弧を描きバックスクリーンに飛び込むかという打球だった。フェンス際まで背走した30歳は、落ちてくるボールのタイミングに合わせて思いっきりジャンプ。見事グラブのなかにボールをおさめ、センターフライに仕留めた。

【動画】大谷のホームランボールが…。好守備を披露したジャッジのプレーをチェック

 201センチという巨体を生かしたスーパーキャッチを、現地のメディアはこぞって報じた。米放送局『CBS Sports』は、「もしジャッジが身長6フィート7インチ(約201センチ)をフルで使えていなければ、ホームランにカウントされていたかもしれない」と記した。そして「スタットキャストによれば、オオタニのボールは他の20球場ではホームランになっていたようだ」と言い、ジャッジの名手ぶりをこう称えた。
 
「ジャッジは2017年以降、全体野手のなかで3番目にランクインする守備防御点(55)を誇る。ムーキー・ベッツ(ロサンゼルス・ドジャース)とロレンゾ・ケイン(ミルウォーキー・ブルワーズ)の2人だけがジャッジより上だ」

 また米紙『NEW YORK POST』は、「6フィート7インチのヤンキースのスター、ジャッジは守備よりも打棒で知られているが、野手としても手ごわい存在だ」と評したうえで、「2017、2018年はゴールドグラブ賞の最終候補だった」と彼の実績を持つことを伝えた。

 大谷のホームランボールを強奪し勢いに乗ったヤンキースが、結局9対1で3連戦の初戦を制した。残りの2戦で12号を逃した大谷の倍返しにも期待だ。

構成●THE DIGEST編集部 

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