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MLB

鈴木誠也の戦列離脱が響くカブスは大不振に。「間もなくプレーが出来るはず」の新人王候補は名門の“起爆剤”となるか!?

THE DIGEST編集部

2022.06.17

85~90%の状態にまで戻っている鈴木。現在は故障個所の腫れが引くまで安静を強いられているが、気になる復帰時期は――。(C)Getty Images

85~90%の状態にまで戻っている鈴木。現在は故障個所の腫れが引くまで安静を強いられているが、気になる復帰時期は――。(C)Getty Images

 いち早い戦列復帰を期待されているのが、シカゴ・カブスの鈴木誠也だ。

 現地時間5月26日のシンシナティ・レッズ戦の盗塁時に左手薬指を痛めた鈴木。故障者リスト(IL)入りしてから早くも3週間が経過する。復帰に向けてはフリー打撃などを行なう様子も見受けられたが、ここ最近は負荷をかけたトレーニングを避け、安静に努めている。

 そんな27歳の日本人スラッガーの現状は地元メディアでも注目され続けている。6月12日にカブス専門局『Marquee Sports Network』のリポーターを務めるエリーゼ・メナーカー氏が、「デビッド・ロス監督は、『まだ腫れが残っているので5日間ほど安静にさせる。スズキは無理をしてでもプレーをしたいと思っているけど、捻挫を繰り返すことを避けるために安静にするのが賢明だという結論に達した。現在の状況は85~90%だ』と言っている」と伝えた。
 
 4月の月間最優秀新人を獲得するなどチームを牽引してきたサムライの離脱は、チームにとっても小さくないダメージだ。現地時間6月15日のサンディエゴ・パドレス戦に敗れて9連敗を喫したカブスは、勝率.371にまで低迷。ナ・リーグ中地区首位のセントルイス・カーディナルスとはゲーム差12.5と大きく水をあけられている。

 苦境にあるカブスにとってナ・リーグ新人王候補であった鈴木の復帰は何よりも望まれる。だが、米専門メディア『Fan Sided』は「予想以上に時間がかかっているが、間もなくプレーが出来るはずだ」と報じたうえで、「ルーキーはプレー許可が下りても、すぐに復帰せずにマイナーリーグでリハビリ調整が必要かもしれない」と慎重な姿勢を見せている。

 連敗が止まらず、一刻も早く立て直しを図りたいカブス。復帰後に日本人ルーキーはチームを勢いづける“起爆剤”になれるだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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