文字通り歴史に残る奪三振ショーだった。
現地時間6月29日、ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は、本拠地で行なわれているシカゴ・ホワイトソックス戦に「3番・DH兼投手」で先発登板。6回途中(108球)、無失点、被安打5、11奪三振と好投。自身7勝目をマークした。
1回裏にマイク・トラウトのタイムリーツーベースなどで2点の援護を受けた背番号17は、3回までに6つの三振を奪うなど序盤から快調に飛ばした。4回までに79球を投げて球数こそ要したが、最後までホワイトソックス打線に決定打を許さなかった。
圧巻だったのは4回だ。2死満塁のピンチを迎えた大谷だが、去年から得点圏に出塁させてからの被打率が.386しかない右腕が冴えた。ジョシュ・ハリソンと対峙すると、100.4マイル(約161.5キロ)の4シームで追い込み、最後は外角に投じた88.7マイル(約142.7キロ)のスライダーで空振り三振に切って取ったのだ。
その後、6回無死一塁の場面で、ギャビン・シーツから11個目の三振を奪ったところで、球数が108に達したために降板。マウンドからベンチに下がる際には、スタンドから割れんばかりの大歓声が送られた。
奪三振の山を築くとともに、驚異の21イニング連続無失点を記録した大谷は、多士済々のメジャーの剛腕投手たちと肩を並べている。
というのも、米野球専門データ会社『Codify』によれば、1968年以降に4先発で36奪三振以上(大谷は36個ちょうど)を記録して無失点だった投手は、ノーラン・ライアン(元テキサス・レンジャーズ)、フェルナンド・バレンズエラ(元ロサンジェルス・ドジャース)、ランディ・ジョンソン(元アリゾナ・ダイヤモンドバックス)、ペドロ・マルティネス(元ボストン・レッドソックス)、クレイトン・カーショウ(ロサンゼルス・ドジャース)らに続く史上17人目の快挙だったという。
ちなみに大谷は4登板の間に打者としても活躍。打率.361、長打率.754、6本塁打、17打点と図抜けたスタッツを残している。これは、当然、先述の名投手たちも残せていない数値で、二刀流戦士の凄みを物語るものだ。
6月に入ってから好調を維持してきた偉才。投打にわたる支配的なパフォーマンスには、脱帽するほかない。
構成●THE DIGEST編集部
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1回裏にマイク・トラウトのタイムリーツーベースなどで2点の援護を受けた背番号17は、3回までに6つの三振を奪うなど序盤から快調に飛ばした。4回までに79球を投げて球数こそ要したが、最後までホワイトソックス打線に決定打を許さなかった。
圧巻だったのは4回だ。2死満塁のピンチを迎えた大谷だが、去年から得点圏に出塁させてからの被打率が.386しかない右腕が冴えた。ジョシュ・ハリソンと対峙すると、100.4マイル(約161.5キロ)の4シームで追い込み、最後は外角に投じた88.7マイル(約142.7キロ)のスライダーで空振り三振に切って取ったのだ。
その後、6回無死一塁の場面で、ギャビン・シーツから11個目の三振を奪ったところで、球数が108に達したために降板。マウンドからベンチに下がる際には、スタンドから割れんばかりの大歓声が送られた。
奪三振の山を築くとともに、驚異の21イニング連続無失点を記録した大谷は、多士済々のメジャーの剛腕投手たちと肩を並べている。
というのも、米野球専門データ会社『Codify』によれば、1968年以降に4先発で36奪三振以上(大谷は36個ちょうど)を記録して無失点だった投手は、ノーラン・ライアン(元テキサス・レンジャーズ)、フェルナンド・バレンズエラ(元ロサンジェルス・ドジャース)、ランディ・ジョンソン(元アリゾナ・ダイヤモンドバックス)、ペドロ・マルティネス(元ボストン・レッドソックス)、クレイトン・カーショウ(ロサンゼルス・ドジャース)らに続く史上17人目の快挙だったという。
ちなみに大谷は4登板の間に打者としても活躍。打率.361、長打率.754、6本塁打、17打点と図抜けたスタッツを残している。これは、当然、先述の名投手たちも残せていない数値で、二刀流戦士の凄みを物語るものだ。
6月に入ってから好調を維持してきた偉才。投打にわたる支配的なパフォーマンスには、脱帽するほかない。
構成●THE DIGEST編集部
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