▶収穫と誤算
今季パ・リーグ4位に終わったロッテ。開幕当初から投打ともに誤算の連続だった。
先発ローテ-ションの中心となるべき存在だった石川歩とボルシンガーが、開幕2カード目に相次いで故障離脱。涌井秀章を含めた先発3本柱がいずれも怪我と不振で、思うように勝ち星を積み重ねることができなかった。
打線では、昨季ブレイクして4番に座った井上晴哉が、開幕28打数1安打と極度の不振でファーム再調整。その後も角中勝也、藤岡裕大、田村龍弘ら主力の故障が相次ぎ、なかなか戦力が整わない苦しいシーズンが続いた。
しかしそんなチーム状況の中、投手陣には若い力が台頭した。 高卒3年目の種市篤暉がリリーフでの開幕一軍を勝ち取ると、4月29日の楽天戦で今季初先発を任されてプロ初勝利。最終的にはチーム最多タイの8勝を挙げた。2度の手術を乗り越えた5年目・岩下大輝が5勝、昨季4勝に終わったエース候補の二木康太が7勝。その他、ルーキー左腕・小島和哉も3勝を挙げるなど、20代前半の若手投手たちが先発枠をいい形で取り合うことで、“競争”が生まれた。
リリーフ陣は「ダメでも使っていかないと育たない」という、首脳陣の強い信念のもと、社会人4年目の東條大樹や、3年目の酒居知史がシーズン通してさまざまな場面で登板。特に東條は、開幕当初はビハインドのロングリリーフだったが、シーズン中盤以降は重要なポジションを任されるまでになった。
今季パ・リーグ4位に終わったロッテ。開幕当初から投打ともに誤算の連続だった。
先発ローテ-ションの中心となるべき存在だった石川歩とボルシンガーが、開幕2カード目に相次いで故障離脱。涌井秀章を含めた先発3本柱がいずれも怪我と不振で、思うように勝ち星を積み重ねることができなかった。
打線では、昨季ブレイクして4番に座った井上晴哉が、開幕28打数1安打と極度の不振でファーム再調整。その後も角中勝也、藤岡裕大、田村龍弘ら主力の故障が相次ぎ、なかなか戦力が整わない苦しいシーズンが続いた。
しかしそんなチーム状況の中、投手陣には若い力が台頭した。 高卒3年目の種市篤暉がリリーフでの開幕一軍を勝ち取ると、4月29日の楽天戦で今季初先発を任されてプロ初勝利。最終的にはチーム最多タイの8勝を挙げた。2度の手術を乗り越えた5年目・岩下大輝が5勝、昨季4勝に終わったエース候補の二木康太が7勝。その他、ルーキー左腕・小島和哉も3勝を挙げるなど、20代前半の若手投手たちが先発枠をいい形で取り合うことで、“競争”が生まれた。
リリーフ陣は「ダメでも使っていかないと育たない」という、首脳陣の強い信念のもと、社会人4年目の東條大樹や、3年目の酒居知史がシーズン通してさまざまな場面で登板。特に東條は、開幕当初はビハインドのロングリリーフだったが、シーズン中盤以降は重要なポジションを任されるまでになった。