遠く離れた場所でも古巣を忘れない。鈴木誠也(シカゴ・カブス)の“愛”が垣間見えたシーンが話題となっている。
平凡なシーンが一気にエモーショナルな光景に変わった。現地時間7月31日に敵地で行なわれたサンフランシスコ・ジャイアンツ戦、「4番・ライト」で先発していた鈴木が球場をワッと盛り上げたのは3回裏だ。
2死二塁で打席に入った相手打者ルイス・ゴンザレスが打ち上げた打球をフェンス際まで下がりつつ、鈴木は危なげなく捕球。そのままベンチへ下がるかと思われたのだが、背番号27はジャイアンツ・ファンが陣取るライトスタンド方向にクルッと振り向くと、ポーンとボールを投げ入れる。すると、正確なスローイングの先にいたのは、昨年まで在籍した広島時代の自身のTシャツを着たファンだったのだ。
何気ない振る舞いではあった。だが、遠くまで足を運んできたであろう自身のファンを慮った鈴木の「粋」とも言える行動には、小さくない話題となった。
米野球専門ポッドキャストメディア『Jomboy』は、話題となっているシーンをクローズアップし、「この回、最後のアウトとなるボールを捕球したセイヤ・スズキは、スタンドにボールを投げ入れた。その先に居たのは広島東洋カープのシャツを揺らしている一人のファンだった」と紹介。すると、これにさらなる反響が巻き起こり、18万回を超える再生数を記録した。
同メディアが公開した動画には、米識者たちも相次いで反応。カブスの地元放送局『ABC 7 Chicago』のリポーターを務めているディオンヌ・ミラーさんが「マジ? 最高にカッコイイじゃん」とコメントすれば、かつてニューヨーク・メッツなどで投手として活躍したジェリー・ブレビンス氏は「精度がピンポイントすぎる」と絶賛。やや距離のある場所にいた広島ファンへ正確にボールを届けた、その制球力を唸った。
この試合でカブスは0対4と敗戦。鈴木も4打数1安打に終わったが、彼のファンを大切にする姿勢や人間性には、共感する声が相次いでいる。
構成●THE DIGEST編集部
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2死二塁で打席に入った相手打者ルイス・ゴンザレスが打ち上げた打球をフェンス際まで下がりつつ、鈴木は危なげなく捕球。そのままベンチへ下がるかと思われたのだが、背番号27はジャイアンツ・ファンが陣取るライトスタンド方向にクルッと振り向くと、ポーンとボールを投げ入れる。すると、正確なスローイングの先にいたのは、昨年まで在籍した広島時代の自身のTシャツを着たファンだったのだ。
何気ない振る舞いではあった。だが、遠くまで足を運んできたであろう自身のファンを慮った鈴木の「粋」とも言える行動には、小さくない話題となった。
米野球専門ポッドキャストメディア『Jomboy』は、話題となっているシーンをクローズアップし、「この回、最後のアウトとなるボールを捕球したセイヤ・スズキは、スタンドにボールを投げ入れた。その先に居たのは広島東洋カープのシャツを揺らしている一人のファンだった」と紹介。すると、これにさらなる反響が巻き起こり、18万回を超える再生数を記録した。
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この試合でカブスは0対4と敗戦。鈴木も4打数1安打に終わったが、彼のファンを大切にする姿勢や人間性には、共感する声が相次いでいる。
構成●THE DIGEST編集部
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