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「オオタニのキャリアをスタートさせたコンテスト」海外メディアが日本の甲子園文化に注目! ユニークな視点からの言及も

THE DIGEST編集部

2022.08.26

高校時代の大谷(左)とエンジェルス所属の大谷(右)。大谷ら日本人メジャー選手の活躍で日本の高校野球にもスポットが当たっている。写真:産経新聞社、Getty Images

高校時代の大谷(左)とエンジェルス所属の大谷(右)。大谷ら日本人メジャー選手の活躍で日本の高校野球にもスポットが当たっている。写真:産経新聞社、Getty Images

 メジャーリーグ同様、日本のプロ野球も後半戦を迎え、盛り上がりを見せている。そして、つい先日甲子園球場を舞台に行なわれ、閉幕した夏の高校野球選手権大会も大いに盛り上がった。

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 22日には、決勝が行なわれ、今年は仙台育英が下関国際を8対1で破り、初めて東北勢が大優勝旗を手にした。そして、多くの選手たちが一生懸命頑張る姿や、監督・選手の言葉に多くの野球ファンが感動を覚えたことだろう。

 毎年2週間にわたって開催されるこの大会だが、2020年は新型コロナウイルスの影響で中止、2021年はほぼ空席で開催された。今年は観客も応援も戻ってきたため、いつも以上の熱狂に包まれたのは言うまでもない。

 日本人にとっては当たり前の夏の風物詩であるが、この夏の甲子園を海外からはどのように捉えられているのであろうか。海外メディアの『Global Times』が甲子園について取り上げているので、その一部を紹介しよう。

 同メディアは初めに、1915年に初めて開催された甲子園の歴史に触れ、何千ものチームが予選で競い合うが、夏の大会に出場できるのは、東京と北海道を除く47都道府県から1チームずつ、計49チームだけであるというシステムを説明した後、甲子園大会について以下のように表現している。

「日本の8月といえば、炎天下、シロップのかかったかき氷、そしてテレビで放映される一つの番組。甲子園は、2021年のアメリカン・リーグ最優秀選手であるオオタニのような偉大な選手たちのキャリアをスタートさせたコンテストである」

 そして、勝者より敗者にカメラが向けられ、「敗者がグラウンドの土をかき集めるという伝統」や、「多くの人が先祖を弔うために故郷を訪れる8月中旬に開催されるため、帰省した人が地域の学生を応援する機会にもなっている」というユニークな視点から高校野球を述べている。

 また、メジャーリーガーとして活躍する多くの日本人選手が甲子園を経てプロになっていることに触れ、プロ野球に匹敵するくらい人気がある大会であることも紹介している。

 こうして、海外のメディアに甲子園大会が取り上げられるようになったのは、大谷やイチロー、松井などのメジャーリーガーの活躍があったからに、ほかならない。今後も日本人の活躍によって、日本の伝統や文化、話題を海外に提供していってほしいものだ。

構成●THE DIGEST編集部
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