村神様の猛打が止まらない。

　東京ヤクルトスワローズの村上宗隆が８月28日の横浜DeNAベイスターズ戦で決勝点となる第49号ソロホームランを放った。試合はヤクルトが５対４で接戦を制している。

【動画】154キロの低めのストレートをジャストミート！ 村上宗隆の圧巻49号ソロ！ 　首位攻防の３連戦。前日までに３本のホームランを放ち、迎えた３戦目。３打席目までは際どいコースへのボール球で３四球と勝負を避けられた。試合は２回にキブレハンのタイムリーで先制したヤクルトがコツコツと加点し、５回までに４対１とリードするが、６回裏にDeNAが大和の左前適時打などで、３点差を追いつき試合を振り出しに戻す。

　しかし、追いつかれた燕ベンチに漂う嫌なムードを一掃したのが主砲の一発だった。７回表、「回の先頭打者だったので、チームのためにと思って打席に立った」という村上は、DeNAの４番手エスコバーと対峙。粘りに粘った村上は８球目の154キロの低めの直球をすくい上げるように強振。打球はライトスタンド中段へ突き刺さった。

　打った瞬間は「自分でもびっくりした」という村上。あまりの手応えに思わずしゃがみ込んでガッツポーズを見せ、ダイヤモンドを一周した。これで村上はこの３連戦で４本のホームランを放ち、この時点で13打席連続出塁。さらに第5打席でもセンター前ヒットを放ち、NPB記録にあとひとつと迫る14打席連続出塁としている。

　依然止まる気配を見せない村上の打棒。試合を配信するDAZNの公式ツイッターも「もはや選択肢は…歩かせるか、ホームランか　村上宗隆、すんごい打球で勝ち越しの49号ホームラン　村神様、もう言葉はありません」と綴り、実際の映像とともに投稿。250を超えるコメントに１万リツイート、３万以上のいいねが付いている。

　シーズン60本ペースでホームランを量産する村上だが、いったいどこまで記録を伸ばすのか楽しみでならない。

構成●THE DIGEST編集部
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