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MLB

超満員のスタジアムが狂喜乱舞! 大谷翔平とジャッジの魅せた“本塁打競演”に米識者も興奮「これほど素晴らしい試合はない」

THE DIGEST編集部

2022.08.30

大谷とジャッジ。球界を代表するスラッガーは、ファンの期待に応える一打を放った。(C)Getty Images

大谷とジャッジ。球界を代表するスラッガーは、ファンの期待に応える一打を放った。(C)Getty Images

 まさに超満員のスタジアムでMVPを争う偉才たちが魅せた。

 現地時間8月29日、メジャーリーグはロサンゼルス・エンジェルスとニューヨーク・ヤンキースの一戦が行なわれ、戦前から大きな注目を集めていた大谷翔平とアーロン・ジャッジが、それぞれ期待に応える見事なホームランを叩き込んだ。

 先に見せ場を作ったのは、大谷だった。2対2で迎えた5回裏2死一塁の第3打席に二刀流で異彩を放つ背番号17は、カウント1-2からの4球目、外角低めに投じられた相手右腕フランキー・モンタスのスプリッターを巧みに右手一本ですくい上げ、奇しくもジャッジの頭上を越える形で、右中間スタンドに突き刺した。

 前日のトロント・ブルージェイズ戦に続く2戦連続、そして勝ち越しとなる29号とあって、MVPレースを争う対決は大谷に軍配が上がるかと思われた。しかし、ジャッジがそのまま押し黙るわけがなかった。

 2打席連続敬遠と勝負を避けられていたジャッジは、ヤンキースが2対4と2点を追っていた8回表に、ようやく勝負をしてもらえる機会を得る。すると、対峙した相手2番手のライアン・テペラからセンター後方へソロ本塁打を叩き込んだのである。
 
 たしかにテペラが投じた一球は真ん中低めに、やや甘く入った81.3マイルのカーブ(約130.8キロ)だった。しかし、その一球を一振りで沈めてしまうジャッジはさすがと言うほかにない。

 多くのヤンキースファンも詰めかけた球場は4万4537人が来場。その多くがMVP候補となる怪物が見せつけた2発に狂喜乱舞した。実際、球場で試合を見つめていた地元放送局『Bally Sports West』のリポーターを務めているパトリック・オニール氏は、自身のツイッターで次のように発信している。

「これほど素晴らしい野球の試合はそうそうない。オオタニが29号ホームランを打ち、ジャッジも50号ホームランを打った。間違いなく観客は熱狂していた。とにかく楽しかった」

 どちらがMVPなのか――。そんな論争が日々繰り広げられているなかで、両者ともに期待を裏切らなかった。大谷とジャッジの“争い”からまだまだ目が離せない。

構成●THE DIGEST編集部

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