メディア、識者、ファンなどによって連日繰り広げられている熱いアメリカン・リーグMVP論争。
その渦中にいるニューヨーク・ヤンキースのアーロン・ジャッジは現地時間9月19日、敵地でのミルウォーキー・ブルワーズ戦で58号、59号ホームランを放ち、ロジャー・マリスが1961年に打ち立てたア・リーグ年間最多本塁打記録(61本)に2本差に迫った。また、打率も上げ、三冠王の可能性が出てきた今、さらにMVPに近付いたと言える。
【動画】A.ジャッジが58&59号本塁打で4打点の大爆発!大谷は7回8奪三振で13勝目
MVPは最も価値あるプレーヤーに与えられるものではあるが、メジャーリーグで名誉あるタイトルはMVPに限ったことではない。その年に最も活躍した投手に贈られるサイ・ヤング賞もその一つだ。
昨季、ア・リーグでは、トロント・ブルージェイズのロビー・レイが受賞。32試合に先発して13勝7敗、いずれもリーグトップとなる防御率2.84と248奪三振をマークした。ナ・リーグは28試合に先発して11勝5敗、234奪三振、リーグトップの防御率2.43という成績を残したブルワーズのコービン・バーンズが獲得した。 昨シーズン、23試合に先発して9勝2敗、防御率3.18と156奪三振をマークしたロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は、ア・リーグMVPを含む数々の賞を総なめにしたが、サイ・ヤング賞は最終候補にも残れなかった。果たして今季はどうであろうか。米メデイア『Call to the Pen』のエリック・ルービン記者は各リーグの受賞者を予測している。
ナ・リーグの受賞候補は、28試合に登板し、防御率2.27というナ・リーグ屈指の数字を残しているドジャースのフリオ・ウリアス、マイアミ・マーリンズで、30試合に登板し、防御率2.37をマークしているサンディ・アルカンタラ、そして昨季サイ・ヤング賞を受賞した30試合で防御率3.12を記録しているブルワーズのバーンズだ。
一方、ア・リーグのNo.1候補は25試合で防御率2.43の大谷だ。現時点で、ア・リーグの先発投手のなかで2番目の被打率の低さを誇っている。記事では「大谷が容易にア・リーグの勝者となる可能性がある」としながらも、大谷に接近する二人の選手がいるとして、シカゴ・ホワイトソックスのディラン・シーズとクリーブランド・ガーディアンズのエマニュエル・クラッセを挙げている。
毎回の登板で圧倒的な力を発揮しているシーズは、29試合に登板し、防御率2.16を記録、一方のクラッセはクローザーとして36セーブを挙げ、防御率は1.27、対戦相手の打率は.161と言う圧倒的な数字を叩き出している。いずれも、強敵であることは間違いない。
同記者は「この6人の投手全員が驚異的であったため、誰がそのリーグで最高の投手という栄誉ある賞を受賞しても、受賞者は間違いなくそれにふさわしい」としている。
大谷のMVP&サイ・ヤング賞のダブル受賞を期待するファンも多いだろうが、その望みが叶うのかどうか、最後まで楽しみに待ちたい。
構成●THE DIGEST編集部
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MVPは最も価値あるプレーヤーに与えられるものではあるが、メジャーリーグで名誉あるタイトルはMVPに限ったことではない。その年に最も活躍した投手に贈られるサイ・ヤング賞もその一つだ。
昨季、ア・リーグでは、トロント・ブルージェイズのロビー・レイが受賞。32試合に先発して13勝7敗、いずれもリーグトップとなる防御率2.84と248奪三振をマークした。ナ・リーグは28試合に先発して11勝5敗、234奪三振、リーグトップの防御率2.43という成績を残したブルワーズのコービン・バーンズが獲得した。 昨シーズン、23試合に先発して9勝2敗、防御率3.18と156奪三振をマークしたロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は、ア・リーグMVPを含む数々の賞を総なめにしたが、サイ・ヤング賞は最終候補にも残れなかった。果たして今季はどうであろうか。米メデイア『Call to the Pen』のエリック・ルービン記者は各リーグの受賞者を予測している。
ナ・リーグの受賞候補は、28試合に登板し、防御率2.27というナ・リーグ屈指の数字を残しているドジャースのフリオ・ウリアス、マイアミ・マーリンズで、30試合に登板し、防御率2.37をマークしているサンディ・アルカンタラ、そして昨季サイ・ヤング賞を受賞した30試合で防御率3.12を記録しているブルワーズのバーンズだ。
一方、ア・リーグのNo.1候補は25試合で防御率2.43の大谷だ。現時点で、ア・リーグの先発投手のなかで2番目の被打率の低さを誇っている。記事では「大谷が容易にア・リーグの勝者となる可能性がある」としながらも、大谷に接近する二人の選手がいるとして、シカゴ・ホワイトソックスのディラン・シーズとクリーブランド・ガーディアンズのエマニュエル・クラッセを挙げている。
毎回の登板で圧倒的な力を発揮しているシーズは、29試合に登板し、防御率2.16を記録、一方のクラッセはクローザーとして36セーブを挙げ、防御率は1.27、対戦相手の打率は.161と言う圧倒的な数字を叩き出している。いずれも、強敵であることは間違いない。
同記者は「この6人の投手全員が驚異的であったため、誰がそのリーグで最高の投手という栄誉ある賞を受賞しても、受賞者は間違いなくそれにふさわしい」としている。
大谷のMVP&サイ・ヤング賞のダブル受賞を期待するファンも多いだろうが、その望みが叶うのかどうか、最後まで楽しみに待ちたい。
構成●THE DIGEST編集部
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