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MLB

「マウンドに上がればメジャー最高の投手」大谷翔平の底知れぬ能力を米記者が絶賛!エ軍暫定監督はリーグMVPに激推し

THE DIGEST編集部

2022.09.23

二刀流を難なくこなす大谷の能力に、現地メディアからは称賛の声が後を絶たない。(C)Getty Images

二刀流を難なくこなす大谷の能力に、現地メディアからは称賛の声が後を絶たない。(C)Getty Images

 メジャーの猛者たちが集う舞台で、今シーズンも堂々二刀流で戦うロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平。そんな大谷の二刀流に、公式サイト『MLB.com』のエンジェルス担当レット・ボリンジャー記者は現地時間9月21日に「大谷はたぶん……(去年より)良くなった?」と題した記事を同サイトに公開。「メジャー球界を沸かす二刀流は、マウンドでヒートアップしながら、変化を続けている」と、ここまでの大谷の二刀流パフォーマンスを高く評価している。

 大谷は17日のシアトル・マリナーズ戦に「3番DH兼投手」で今季25試合目の先発登板。7回107球を投げ、被安打3、奪三振8、与四球1、無失点。好調なマリナーズ打線を完璧に封じ込め、メジャー自己最多の13勝目を飾った。さらに、打者としても初回に先制点をあげる二塁打を放ち、3打数1安打1打点。大谷は投打に渡る活躍で、チームの2対1の勝利に貢献した。

  二刀流のハイパフォーマンスを続ける大谷は試合後、通訳を通じて「自己評価をするのは決して好きではない」と語るが「ひとつ言えるのは、全体的に今年は去年より良いシーズンを送れている」と答えた。

 ボリンジャー記者は大谷が、昨シーズンよりも安定したバッティングとピッチングを披露していると言及している。大谷の今シーズンと昨シーズンの打撃を比較すると、以下の通り。※現地21日時点

▽2022年【打者】
■試合数144
■打率.270
■出塁率.358
■長打率.534
■本塁打34
■打点89
■OPS(出塁率+長打率).892

▽2021年【打者】
■試合数158
■打率.257
■出塁率.372
■長打率.592
■本塁打46
■打点100
■OPS(出塁率+長打率).964
 
 大谷の打撃は昨年から少しダウンしているが、チームの得点にいかに貢献しているかという面で指標となるOPS(出塁率+長打率)は高い数字を残している。このOPSはア・リーグ4位、本塁打は同4位、打点は同6位タイにつけている。

 だが、ややダウンしたという打撃面の差を今シーズン埋めているのが投手力の向上だと同記者は指摘する。大谷の今シーズンと昨シーズンの投球は以下の通り。※現地21日時点

▽2022年【投手】
■試合数25
■13勝8敗
■投球回数148
■奪三振196
■被本塁打14
■四球36
■防御率2.43
■AVG(被安打率).213
■WHIP.1.04

▽2021年【投手】
■試合数23
■9勝2敗
■投球回数130回1/3
■奪三振156
■被本塁打15
■四球44
■防御率3.18
■AVG(被安打率).207
■WHIP.1.09

 大谷は奪三振と与四球、防御率が今季は大きく向上。さらに、投手の能力を評価するWHIP(1投球回あたり何人の走者を出したかを表す数値)も去年より優れ、ア・リーグ奪三振数は4位、勝利数も同5位タイにつけている。
 
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