チームの歴史に、新たなページを刻むのか。
ロサンゼルス・ドジャースの勢いが止まらない。すでにナショナル・リーグ西地区優勝を決めているドジャースは、現地時間9月22日に本拠地ドジャー・スタジアムで行なわれたアリゾナ・ダイヤモンドバックス戦で、劇的なサヨナラ勝ち。これでドジャースは今シーズン104勝目(46敗)を飾り、19年と21年にチームが樹立したシーズン最多勝記録(106勝)に、あと「2」に迫った。
ドラマは9回に待っていた。ドジャースは1対1で迎えた9回表に、5番手のクレイグ・キンブレル投手がダイヤモンドバックスの4番クリスチャン・ウォーカーに勝ち越しの第36号ソロ本塁打を打たれ、絶体絶命のピンチに。
しかし、9回裏に9番コディ・ベリンジャーが二塁打を放ち反撃の口火を切ると、1死満塁で4番マックス・マンシーが三塁への内野安打で同点に追い付く。2死満塁で迎えたドジャースは6番ジョーイ・ギャロに代え、ベッツを代打に送る。フルカウントで迎え、ダイヤモンドバックスのジョー・マンティプリー投手が投じた7球目のシンカーをベッツが左安打に放ち、サヨナラ勝ちを収めた。
ドジャースの公式ツイッターには「終盤に起爆剤を投入し、ムーキー・ベッツがドジャースに104勝目をもたらす!」「ムーキーは(マンティプリーに)勝てるか?勝ったのはベッツ!」と称賛の声が並んだ。殊勲打を放ったベッツは「ここ2、3日良いプレーができなかった。しかし、我々はまだ多くの勝利を持っており、多くの良いプレーをしている。だから、試合展開が悪くなってもパニックになることはない」と、自身初のサヨナラ安打を振り返った。これで、チームの歴代シーズン最多勝まであと「2」。記録更新は、もう目の前だ。
MLBのシーズン最多勝記録は1906年のシカゴ・カブスと、2001年のシアトル・マリナーズが挙げた116勝。当時マリナーズには、イチローと佐々木主浩ら日本人も在籍していた。ドジャースの残り試合は12試合。全勝すると、この記録に並ぶが、はたしてどこまで白星を重ねられるか。
アメリカン・リーグは、大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)とアーロン・ジャッジ(ニューヨーク・ヤンキース)のMVP争いが過熱しているが、2年ぶりの世界一奪還を目指す最強軍団の動向からも目が離せない。
構成●湯川 泰佑輝(THE DIGEST編集部)
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ドラマは9回に待っていた。ドジャースは1対1で迎えた9回表に、5番手のクレイグ・キンブレル投手がダイヤモンドバックスの4番クリスチャン・ウォーカーに勝ち越しの第36号ソロ本塁打を打たれ、絶体絶命のピンチに。
しかし、9回裏に9番コディ・ベリンジャーが二塁打を放ち反撃の口火を切ると、1死満塁で4番マックス・マンシーが三塁への内野安打で同点に追い付く。2死満塁で迎えたドジャースは6番ジョーイ・ギャロに代え、ベッツを代打に送る。フルカウントで迎え、ダイヤモンドバックスのジョー・マンティプリー投手が投じた7球目のシンカーをベッツが左安打に放ち、サヨナラ勝ちを収めた。
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MLBのシーズン最多勝記録は1906年のシカゴ・カブスと、2001年のシアトル・マリナーズが挙げた116勝。当時マリナーズには、イチローと佐々木主浩ら日本人も在籍していた。ドジャースの残り試合は12試合。全勝すると、この記録に並ぶが、はたしてどこまで白星を重ねられるか。
アメリカン・リーグは、大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)とアーロン・ジャッジ(ニューヨーク・ヤンキース)のMVP争いが過熱しているが、2年ぶりの世界一奪還を目指す最強軍団の動向からも目が離せない。
構成●湯川 泰佑輝(THE DIGEST編集部)
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