大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)は、今季も凄まじい結果を残した。
メジャー5年目の今季の大谷は、8月にベーブ・ルース以来104年ぶりとなる「2桁勝利&2桁本塁打」を達成。さらに史上初となる「30本塁打&2桁勝利」「投打のダブル規定到達」までもやってのけた。当人は「もう前のことは忘れてしまいましたから(笑)」と冗談めいて煙に巻いたが、やはりその活躍は歴史的だと言える。
無論、リーグトップクラスの成績を残した偉才は、エンジェルスの中では図抜けた存在だ。それを証明するかのように、彼は驚きのチーム内で“19冠”を達成している。
おもに3番打者として中軸を打った打撃では、打点王。そして、本人が「まず安定して毎試合投げられたのがよかったところ。それが1番」と手ごたえを口にする投手としては15勝、防御率2.33、219奪三振で三冠だ。
驚くべきはこれが「世界最高峰」と言われるメジャーリーグでのスタッツであるという点。投打のどちらかでトップスターになるのでさえ容易ではないのは周知の事実。それを考えても今季の大谷は「規格外」というほかにない。
以下は、大谷がトップに君臨したエンジェルスの主なスタッツだ。
<打撃>
・586打席
・160安打
・30二塁打
・6三塁打
・95打点
・72四球
・長打率.519
・OPS.875
・14敬遠
<投球>
・28先発
・166.0投球回
・15勝
・防御率2.33
・219奪三振
・WHIP1.01
・被打率.213
・16QS
・奪三振率11.87
・四球率2.39
トラウトをはじめ怪我による離脱者も少なくなかった今季のエンジェルス。そのなかにあって、ほぼ休みなく投打で活躍を続けた大谷がリーダーズを独占するのは必然ではある。しかし、昨季を凌ぐ活躍には、現地メディアもただただ驚くばかりだ。
チームの大黒柱となった今季の大谷にはあらゆる賛辞が相次いだ。そのなかで興味深かったのは、米老舗スポーツ誌『Sports Illustrated』が掲載したレポートの一文。彼らはアーロン・ジャッジ(ニューヨーク・ヤンキース)とのMVP争いをふまえて、こう論じてみせた。
「多くの打者はジャッジのようになることを望んでいる。そして、数十年に一度。もしくは3年に一度は誰かが62本はいかないまでもホームランを量産し、成功を収めている。しかし、オオタニがやっていること、それも2年連続でやることを、誰もやろうとはしない。彼の偉業はあまりに稀で、比較すべき名前がほぼなく、誰も正当な評価ができないのだ」
もはや球史で振り返っても稀有な存在となった大谷。その成長はいまだとどまることを知らないからこそ、末恐ろしいものがある。
構成●THE DIGEST編集部
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メジャー5年目の今季の大谷は、8月にベーブ・ルース以来104年ぶりとなる「2桁勝利&2桁本塁打」を達成。さらに史上初となる「30本塁打&2桁勝利」「投打のダブル規定到達」までもやってのけた。当人は「もう前のことは忘れてしまいましたから(笑)」と冗談めいて煙に巻いたが、やはりその活躍は歴史的だと言える。
無論、リーグトップクラスの成績を残した偉才は、エンジェルスの中では図抜けた存在だ。それを証明するかのように、彼は驚きのチーム内で“19冠”を達成している。
おもに3番打者として中軸を打った打撃では、打点王。そして、本人が「まず安定して毎試合投げられたのがよかったところ。それが1番」と手ごたえを口にする投手としては15勝、防御率2.33、219奪三振で三冠だ。
驚くべきはこれが「世界最高峰」と言われるメジャーリーグでのスタッツであるという点。投打のどちらかでトップスターになるのでさえ容易ではないのは周知の事実。それを考えても今季の大谷は「規格外」というほかにない。
以下は、大谷がトップに君臨したエンジェルスの主なスタッツだ。
<打撃>
・586打席
・160安打
・30二塁打
・6三塁打
・95打点
・72四球
・長打率.519
・OPS.875
・14敬遠
<投球>
・28先発
・166.0投球回
・15勝
・防御率2.33
・219奪三振
・WHIP1.01
・被打率.213
・16QS
・奪三振率11.87
・四球率2.39
トラウトをはじめ怪我による離脱者も少なくなかった今季のエンジェルス。そのなかにあって、ほぼ休みなく投打で活躍を続けた大谷がリーダーズを独占するのは必然ではある。しかし、昨季を凌ぐ活躍には、現地メディアもただただ驚くばかりだ。
チームの大黒柱となった今季の大谷にはあらゆる賛辞が相次いだ。そのなかで興味深かったのは、米老舗スポーツ誌『Sports Illustrated』が掲載したレポートの一文。彼らはアーロン・ジャッジ(ニューヨーク・ヤンキース)とのMVP争いをふまえて、こう論じてみせた。
「多くの打者はジャッジのようになることを望んでいる。そして、数十年に一度。もしくは3年に一度は誰かが62本はいかないまでもホームランを量産し、成功を収めている。しかし、オオタニがやっていること、それも2年連続でやることを、誰もやろうとはしない。彼の偉業はあまりに稀で、比較すべき名前がほぼなく、誰も正当な評価ができないのだ」
もはや球史で振り返っても稀有な存在となった大谷。その成長はいまだとどまることを知らないからこそ、末恐ろしいものがある。
構成●THE DIGEST編集部
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