驚異的な二刀流スターをメジャーリーグの"御大"もベタ褒めだ。

　今季も投打でフル回転した大谷翔平（ロサンゼルス・エンジェルス）は、投手として166イニングで15勝９敗、防御率2.33、219奪三振と文字通りエース級のハイスタッツを記録し、打者としても打率.273、34本塁打、95打点、OPS.875と躍動。史上初の「シーズン30本塁打&２桁勝利」、「投打ダブル規定到達」といった偉業を次々と成し遂げてみせた。

　こうした圧巻のシーズンを受け、 MLBコミッショナーのロブ・マンフレッド氏は現地時間10月10日、米放送局『FOX Sports』の人気スポーツ番組『The Carton Show』にゲスト出演。「昨季はオオタニにコミッショナー特別表彰を贈ったが、本当に並外れた才能の持ち主だ」と改めて感嘆のコメントを残している。

　さらに、「私も歳をとっているが、生きている間に彼のような選手はいない」とその特異ぶりを強調すると、「我々はゲームの国際化に力を注いでいるが、北米以外の国からこれほど素晴らしく、球界最高と言える選手を迎えているというのは、こうした取り組みにとって本当に重要なことだ」と話した。
  　その後も、「オオタニの重要性はいくら強調してもしきれない」と続けたマンフレッド氏。６日に出演した米放送局『ESPN』の番組「Get Up」でも、大谷について「間違いなく世界屈指のプレーヤー」「世界中のファンに対する影響力がケタ違い」と話していたが、やはり前例のない二刀流スターの活躍は、米球界に多大なインパクトを与えているようだ。

　アメリカン・リーグの満票MVPとなった昨季に続いて、またも連日のようにMLBファンを沸かせた大谷の二刀流パフォーマンス。その反響は、レギュラーシーズンが終了した現在もなお、収まりそうにない。

構成●THE DIGEST編集部

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