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MLB

「来季ロースターの礎となる選手」カブス鈴木誠也の今季の活躍を米誌が好評価!「数字は向上し続けるだろう」と来季へ期待も

THE DIGEST編集部

2022.10.13

メジャー1年目を終えた鈴木誠也。今季のパフォーマンスに米誌は好評価を与えた。(C)Getty Images

メジャー1年目を終えた鈴木誠也。今季のパフォーマンスに米誌は好評価を与えた。(C)Getty Images

 シカゴを沸かせたサムライのパフォーマンスに、現地メディアは好評価を与えた。

 今季、広島カープからポスティングシステムを利用してメジャー・リーグに挑戦した鈴木誠也。シカゴ・カブスでのメジャー1年目は打率.262、104安打、本塁打14、打点46、OPS.769の成績で終えた。

 鈴木は3月のオープン戦から、日本のプロ野球で培ったパワーをMLBの猛者たちに見せつけカブス打線に勢いをつけた。カブスの今季一番の注目株として期待された鈴木は、レギュラーシーズンが開幕した4月から早くもバットが冴えた。21試合に出場し打率.279、19安打、本塁打4、二塁打5、打点14、得点13、出塁率.405とメジャー初挑戦のシーズン序盤としては称賛に値する成績を残した。さらに、四球を14個選ぶ選球眼の良さも目立ち何度もチームを助けた。

 ところが5月に入ると、冴えたバットが影を潜めた。20試合で打率.211に低迷し、本塁打はゼロ。しかも6月は、怪我でチームから離脱する時期もあった。7月と9月は全体的に成績が上向いたが、調子に波があり、浮き沈みの激しいシーズンだったと言わざるを得ない。

 現地時間10月11日、米老舗スポーツ誌『スポーツイラストレイテッド』はメジャー1年目を終えた鈴木の今シーズンを振り返った記事を掲載した。それによると、「セイヤ・スズキは2022年のカブスにとってエキサイティングな加入であり、(MLBの)キャリアの早い段階でかなり貢献をした。彼がシカゴで自分の役割に慣れるにつれて、数字は向上し続けるだろう」と来季へ期待を寄せている。
 
 さらに同記事は、「残念ながら、4月がスズキにとって今季最高のシーズンだった」と指摘しており「6月中に彼は怪我で休養し、その後家庭の事情で休養することになり、大きな人生の変化があった(9月に夫人が第1子を出産)。そんな中、スズキは集中力を切らさず、精神的な負担を軽減させたことは、十分に素晴らしいことだ」と一定の評価を与えた。

 最後に「2023年にカブスが新たなスタートを切るために、スズキは自身がロースターの礎となる選手の一人であることを証明した。ニコ・ホーナー、イアン・ハップとともに、スズキは来季カブスで先発の役割を固定されている数少ない選手の一人である」と鈴木がカブスにとって来シーズンも重要な戦力であると説明し、記事を締めくくった。

 地元のカブス・ファンたちを今季熱狂させた鈴木。ポストシーズン進出は叶わなかったが、来季もチームに貢献するプレーをひとつでも多く見せてほしい。

構成●THE DIGEST編集部

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