現地10月12日、ナショナル・リーグ地区シリーズ第2戦、ロサンゼルス・ドジャース対サンディエゴ・パドレスの一戦は両軍が打ち合う熾烈な展開となった。
そのなかで1点をリードしたパドレスの先発を務めたダルビッシュ有は6回裏無死一、三塁のピンチを招く。ここで救援したのが、元阪神のロベルト・スアレスだった。
【動画】これが神か! 元虎スアレスがダルのピンチを完璧リリーフ
4対3と1点リードの6回裏、ダルビッシュは内野安打、右安打と連打を浴び無死一、三塁のピンチに。この文字通りの窮地でマウンドに送り出されたのがスアレスだった。いきなりジャスティン・ターナーから空振り三振を奪うと、続くギャビン・ラックスを二ゴロでダブルプレーに仕留める圧巻の投球を披露したのである。
NPBで異彩を放った剛腕リリーバーの「神援護」に現地メディアの賛辞も相次いだ。地元紙『The San Diego UnionTribune』のコラムニスト、ニック・カネパ氏が「タフな奴だ!」と称えると、米放送局『NBC 7 San Diego』のキャスター、ダーネイ・トリップ氏は「ロバート・スアレスは本物だ!」と絶賛。また、スアレスの母国メディア『MLB Venezuela』は「ロベルト・スアレスにとっては容易な仕事だ」と誇らしげに伝えている。
ピンチをゼロで凌いだパドレスは勢いに乗り、5対3で勝利。シリーズを1勝1敗のタイに戻した。なお、第3戦は、現地10月14日にパドレスの本拠地で行なわれる。
構成●THE DIGEST編集部
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