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大谷翔平の獲得へ有力候補球団GMもいまだ動かず? 米メディアは「現時点でオオタニに大金は投じない」と予測

THE DIGEST編集部

2022.10.18

投打でハイレベルなスタッツを残した2022年。大谷の去就の行方に注目が集まる。(C) Getty Images

 ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は、今季もア・リーグMVPの呼び声も高くその行方が注目されている。だがその一方で、日本人スターの今後の去就についても、メディアやファンの関心を呼んでいる。

 今夏のトレード市場では期限間際までさまざまな憶測が飛び交い、今月1日にはエンジェルスとの間で年俸3000万ドル(約43億4000万円)での来シーズンの契約も発表されたものの、今なお移籍の可能性を問う声が鳴り止むことは無い。2023年シーズンオフにFAとなることで、現在も大谷の動向を占う話題が現地でも聞こえている。

 そして、これまで何度も大谷獲得に関心があると報じられてきているニューヨーク・メッツについて、米スポーツメディア『FANSIDED』のティム・ボイル氏が、現地時間17日に配信された記事の中で両者の関係に見解を綴っている。

 ボイル氏は「ニューヨーク・メッツや他のチームがこのオフに行なう可能性のある最大のトレードは、ロサンゼルス・エンジェルスからショウヘイ・オオタニを引き離すことだろう」として、今オフでの移籍の可能性を示唆している。

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 さらに「オオタニをメッツに加入させることは、オーナーであるスティーブ・コーエンの無限の富、そしてゼネラルマネージャーであるビリー・エプラーを考えれば論理的なことである。エプラーは、彼がエンジェルスGM だったとき、オオタニに大きな影響を及ぼした」と述べており、加えて「メッツのユニフォームを着たオオタニを想像することは、決して不思議な話ではない」と言及している。

 しかし、同氏は今月15日にエプラーGMが今季を総括する会見の中で、夏のトレード市場で目立った動きを見せず、ポストシーズンでも地区シリーズ進出を逃したことについて「後悔は無い」と語ったことを受け、同様に今オフもトレードでの獲得の見込みは低いと分析。その上で「オオタニのためにエンジェルスに大金を投じることは、それは、現時点では目先の利益にとらわれ、長期的な部分を犠牲にすることだ」と指摘した。

 とはいえ、「だからといって、オオタニがいつかメッツに移籍しないというわけではない。FAでは、メッツが彼との契約の本命になると想像できる」と、来シーズンオフにFAでの獲得を目指すと予想している。

 記事の中では、今季のメッツで多くのFA獲得選手の活躍が見られたことにも触れている。エプラーGMとの因縁なども含め、メッツとの繋がりは今後も取り沙汰されていくことは間違いないだろう。

構成●THE DIGEST編集部
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