プロ野球の日本シリーズ第４戦、オリックス・バファローズ対東京ヤクルトスワローズの一戦は10月26日、京セラドーム大阪で行なわれ、オリックスが１対０で勝利を収め、対戦成績はヤクルトの２勝１分け１敗となった。
  　試合はオリックス先発の山岡泰輔、ヤクルト先発の石川雅規がともに序盤からランナーを出しながらも粘り強いピッチングで１、２回を０点に抑える。

　しかし３回、オリックスは先頭の中川圭太が死球で出塁すると、２死から６番の杉本裕太郎がレフト前に運ぶタイムリーを放つ。オリックスが先制点を奪う。

　ヤクルトは１死から塩見泰隆が中３塁打で出塁。ここでオリックスは先発の山岡から宇田川優希をマウンドへ送り出す。宇田川はベンチの期待に応え、２番の山崎晃太朗、３番・山田哲人を連続三振に斬って取りピンチを脱した。

　５回以降は両チームともに継投で相手打線を封じる展開に。オリックスはヤクルト４番の村上宗隆に対し、先発の山岡が二ゴロ、空振り三振に抑え、２番手の宇田川は四球としたものの、３番手の山﨑颯一郎はストレートで押し切る真っ向勝負で、最後は159キロの速球でレフトフライに打ち取った。一方のヤクルトも石川の後を受けた木澤尚文、今野龍太が粘り強い投球で０点に封じた。

　最終回、オリックスはワゲスパックがマウンドへ。すると、この回先頭の丸山和郁がレフト線へ二塁打を放ち出塁。続くサンタナを空振り三振に打ち取り、代打の宮本丈も空振り三振に仕留める。そして最後は、２戦目に同点本塁打を放った代打の内山壮真を迎える。ワゲスパックは、内山を捕邪飛に斬って取り、チームに今シリーズ初勝利をもたらした。　

　日本シリーズ第５戦は、10月27日（木）に舞台は同じ京セラドーム大阪で行なわれる。

構成●THE DIGEST編集部
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