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プロ野球

迫る現役ドラフトにDeNA三浦監督は何を語る? 「どういう風になるんだろう」と“戦力アップ”に期待

萩原孝弘

2022.11.26

今年初開催となる現役ドラフト。三浦監督はマイナス面よりも、チームへのプラスを口にした。写真:萩原孝弘

今年初開催となる現役ドラフト。三浦監督はマイナス面よりも、チームへのプラスを口にした。写真:萩原孝弘

 12月9日に初開催となる「現役ドラフト」。新たな“選手獲得”が可能な新システムに向けて、DeNA三浦大輔監督が率直な思いを寄せている。

 そもそも現役ドラフトとは、MLBで行われているルール5ドラフトを参考にしており、ポジションかぶりや育成方針など、さまざまな要因で出場機会に恵まれない選手の掘り起こしを目指したもの。各球団2人以上をリストアップし、最低1選手を指名する。リストから除外されるのは外国人、FA資格者、育成及び年俸5000万円以上の選手だ(ただし各球団は1人のみ、年俸5000万円以上1億円未満は可能)。

 制度導入に関して三浦監督は、「初めてのことなんで。いろいろ新しいことに踏み出す、チャレンジしていく、野球界として初めての試みですからね。一発目から完璧な制度ってなかなかないと思う」と慎重なコメント。
 
「踏み出すことが大事だと思うんで、やってみて改善していければいいと思います。どういう風になるんだろうというのが一番の興味。新しいことをやってどんどん改善、改革していけばいいと思いますけどね。やってみて良ければ続けていけばいいと思いますし、やってみないことには分からないんで、まずやってみることが大事だと思いますね」と、前向きに捉えた。

 これまではドラフト会議、トライアウトが終了すると、編成面ではFAや外国人選手、トレードに絞られるが、もうひとつ選択肢が増えることに「変わるのは変わりますよね。メンバーが間違いなく一人は獲得するわけですし、一人は出て行って変わるわけですから。それによってまたプラスアルファですけど変わりますからね」とし「球団の編成の方に任せていますけど、話はおいおいあると思います」と難しい面もありそうだ。

 トレードと違い、必ず誰か一人は放出される現役ドラフト。当該選手にとってはヤキモキもすればリストアップを望む選手もいるであろう。ベイスターズにとって、また選手にとって良い機会になることを信じたい。

取材・文・写真●萩原孝弘

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