2022年、アーロン・ジャッジ(ヤンキース)と大谷翔平(エンジェルス)は、MLB史上でも稀に見るハイレベルなMVPレースを展開した。
そして今、ある強豪チームがこの2人の獲得をめぐって難しい決断を迫られているようだ。
MLB.comのジョン・モロシ記者によると、ドジャースがこのオフFAとなったジャッジの獲得を検討しているという。晴れて獲得に成功した場合は、ムーキー・ベッツをライトから二塁へ、若手のギャビン・ラックスを二塁からショートへそれぞれコンバートする。そうすれば、FAとなったトレイ・ターナーの穴も自ずと埋まる、という算段だ。
だが、ここで一つの難題が浮上する。モロシ記者によれば、ドジャースは23年シーズン終了後にFAとなる大谷獲得にも興味を示している。だが、ジャッジとの契約には総額3億ドル以上は間違いなくかかる。そうなれば、大谷獲得はあきらめざるを得ない。
つまり、「ジャッジか大谷か」の二者択一を迫られる、というわけだ。 「向こう1、2年間で大物FAを狙うとして、それはこのオフのジャッジなのか、それとも来オフの大谷なのか」
ジャッジをめぐっては、古巣のヤンキース、ジャイアンツも獲得に乗り出している。もしジャッジがどちらかのチームと契約すれば、そのチームは来オフの大谷争奪戦には参加しないので、ライバルが減って有利に働く――ドジャースはそんな計算もしているようだ。
最も優れたDHに贈られる「エドガー・マルティネス賞」を2年続けての受賞した大谷。今年はこれに加えて、サイ・ヤング賞投票でも4位に入り、二刀流を「完成形」にまで高めた。
一方、ジャッジはリーグ全体で本塁打が激減する中、62ホーマーを放ってアメリカン・リーグ記録を更新。「ステロイドを使っていない選手としてはMLB新記録」と称賛する声も多く、大谷とのMVP争いでは圧勝した。
今季、球団記録の111勝を挙げながら、ポストシーズンでは地区シリーズ敗退に終わったドジャース。世界一への切り札はジャッジか、それとも大谷か。その決断に注目が集まる。
構成●SLUGGER編集部
そして今、ある強豪チームがこの2人の獲得をめぐって難しい決断を迫られているようだ。
MLB.comのジョン・モロシ記者によると、ドジャースがこのオフFAとなったジャッジの獲得を検討しているという。晴れて獲得に成功した場合は、ムーキー・ベッツをライトから二塁へ、若手のギャビン・ラックスを二塁からショートへそれぞれコンバートする。そうすれば、FAとなったトレイ・ターナーの穴も自ずと埋まる、という算段だ。
だが、ここで一つの難題が浮上する。モロシ記者によれば、ドジャースは23年シーズン終了後にFAとなる大谷獲得にも興味を示している。だが、ジャッジとの契約には総額3億ドル以上は間違いなくかかる。そうなれば、大谷獲得はあきらめざるを得ない。
つまり、「ジャッジか大谷か」の二者択一を迫られる、というわけだ。 「向こう1、2年間で大物FAを狙うとして、それはこのオフのジャッジなのか、それとも来オフの大谷なのか」
ジャッジをめぐっては、古巣のヤンキース、ジャイアンツも獲得に乗り出している。もしジャッジがどちらかのチームと契約すれば、そのチームは来オフの大谷争奪戦には参加しないので、ライバルが減って有利に働く――ドジャースはそんな計算もしているようだ。
最も優れたDHに贈られる「エドガー・マルティネス賞」を2年続けての受賞した大谷。今年はこれに加えて、サイ・ヤング賞投票でも4位に入り、二刀流を「完成形」にまで高めた。
一方、ジャッジはリーグ全体で本塁打が激減する中、62ホーマーを放ってアメリカン・リーグ記録を更新。「ステロイドを使っていない選手としてはMLB新記録」と称賛する声も多く、大谷とのMVP争いでは圧勝した。
今季、球団記録の111勝を挙げながら、ポストシーズンでは地区シリーズ敗退に終わったドジャース。世界一への切り札はジャッジか、それとも大谷か。その決断に注目が集まる。
構成●SLUGGER編集部
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