2022年のスポーツ界で印象的なシーンを『THE DIGEST』のヒット記事で振り返る当企画。今回は、大谷翔平が苛立ちを露わにした際どい判定を取り上げる。不可解なジャッジに現地メディアからも不満の声が相次いだ。
記事初掲載:2022年4月24日
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思わずフラストレーションを露わにしてしまうほどの際どい判定だった。現地時間4月23日、ロサンゼルス・エンジェルスが本拠地にボルティモア・オリオールズを迎えた一戦でのワンシーンだ。
【動画】大谷は確信歩きもまさかのストライク判定! 物議を醸したジャッジをチェック
開幕から15試合連続で「1番・DH」で先発出場していた大谷翔平が、9回裏に5度目の打席に立ち、相手クローザーのホルヘ・ロペスと対峙した時だった。カウント3-0から外角へ投じた96.5マイル(約155.3キロ)の2シームは、ストライクゾーンから外れたかに見えたのだが、主審は「ストライク!」とコールしたのだ。
四球を確信して一塁方向へ歩き出していた大谷が、「え?」というような表情を浮かべ、その場に立ち尽くすほどに明らかなボール球ではあった。事実、MLBの公式チャートでも問題の4球目はボール2つ分ほどストライクゾーンから外れていた。
結局、この打席で空振り三振に終わった大谷は、「クソッ」とFワードを用いて苛立ちを露わにした。日頃、温和な彼がそう漏らしたのは、不可解な判定に出塁を阻まれたことと無関係ではないはずだ。
大谷への厳しいストライク判定は昨年からあり、いまに始まったことではない。しかし、データでもボールと示されているため、現地メディアではジャッジに対する批判的な見方が強まっている。
米スポーツ専門メディア『JOMBOY Media』は「アンパイアは4つ目のボールとなるところをストライクと叫び、ショウヘイ・オオタニは窮地に立たされた。結局、ショウヘイは三振した」と皮肉交じりに伝えれば、オリオールズの専門メディア『Camden Chat』も「ロペスはオオタニにカウント3-0と不利となったが、そこから有利な判定を下してもらえた」と振り返っている。
MLBが開幕しておよそ1か月。大谷の打撃は打率.206、OPS.662と低迷している。そうしたなかでの今回のような判定が、本人のフラストレーションにも繋がってしまっているのかもしれない。
構成●THE DIGEST編集部
【関連記事】「明らかに判定が完璧ではない」鈴木誠也が三振にさせられた"ストライク判定"が物議! 地元メディアは「なんて戦略だ」と皮肉
【関連記事】「大傑作だ!」アストロズ打線を牛耳った大谷翔平に反響止まず。エンジェルス幹部も脱帽「彼を見られるのは特権」
【関連記事】大谷翔平の打撃を落合博満が分析!「日本の球界なら直したがる」スイングを"伝説の三冠王"はどう見ているのか?
記事初掲載:2022年4月24日
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思わずフラストレーションを露わにしてしまうほどの際どい判定だった。現地時間4月23日、ロサンゼルス・エンジェルスが本拠地にボルティモア・オリオールズを迎えた一戦でのワンシーンだ。
【動画】大谷は確信歩きもまさかのストライク判定! 物議を醸したジャッジをチェック
開幕から15試合連続で「1番・DH」で先発出場していた大谷翔平が、9回裏に5度目の打席に立ち、相手クローザーのホルヘ・ロペスと対峙した時だった。カウント3-0から外角へ投じた96.5マイル(約155.3キロ)の2シームは、ストライクゾーンから外れたかに見えたのだが、主審は「ストライク!」とコールしたのだ。
四球を確信して一塁方向へ歩き出していた大谷が、「え?」というような表情を浮かべ、その場に立ち尽くすほどに明らかなボール球ではあった。事実、MLBの公式チャートでも問題の4球目はボール2つ分ほどストライクゾーンから外れていた。
結局、この打席で空振り三振に終わった大谷は、「クソッ」とFワードを用いて苛立ちを露わにした。日頃、温和な彼がそう漏らしたのは、不可解な判定に出塁を阻まれたことと無関係ではないはずだ。
大谷への厳しいストライク判定は昨年からあり、いまに始まったことではない。しかし、データでもボールと示されているため、現地メディアではジャッジに対する批判的な見方が強まっている。
米スポーツ専門メディア『JOMBOY Media』は「アンパイアは4つ目のボールとなるところをストライクと叫び、ショウヘイ・オオタニは窮地に立たされた。結局、ショウヘイは三振した」と皮肉交じりに伝えれば、オリオールズの専門メディア『Camden Chat』も「ロペスはオオタニにカウント3-0と不利となったが、そこから有利な判定を下してもらえた」と振り返っている。
MLBが開幕しておよそ1か月。大谷の打撃は打率.206、OPS.662と低迷している。そうしたなかでの今回のような判定が、本人のフラストレーションにも繋がってしまっているのかもしれない。
構成●THE DIGEST編集部
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