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メッツ入団の千賀滉大は“松坂大輔級”! 米メディアがポテンシャルを絶賛「独特のお化けフォークで魅了するだろう」

THE DIGEST編集部

2022.12.20

鋭いフォークを武器に打者を翻弄する千賀。ソフトバンクからメッツに移籍が決まった。写真:THE DIGEST写真部

 現地時間12月17日、ソフトバンクから海外フリーエージェント(FA)権を行使した千賀滉大は、メジャーリーグの名門ニューヨーク・メッツへの移籍が正式に決まった。
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 29歳右腕のメッツ入りが決定すると、多くの現地メディアが「コウダイ・センガはどんな選手なのか?」という特集記事を掲載。そんななかで、地元のメデイア『Northjersey.com』のアンドリュー・トレディニック記者も千賀の人柄と実力について、大きく取り上げた。

 まず、同記者は「この日本人の傑物は、ファンに愛され始めていたのである」と述べ、千賀がツイッターでメッツファンから新天地でつけるべき背番号について助言を求めていたエピソードを紹介。ファンが選んだ背番号「34」のユニホームを着た記者会見では、英語で力強くスピーチ。その愛嬌の良さとジョークを交えての会見は、メッツファンの心をすでに捉えたようだ。

「こんにちは、ニューヨーク・メッツのコウダイ・センガです。ビッグアップル(ニューヨークの愛称)に来られて、とてもうれしいし、興奮しています。このような素晴らしいチームに加わることになりました。いくぜメッツ。ありがとう」

 実力に関しては、言うまでもない。通算防御率2.59、9イニングあたり10個を超える三振を奪い、5度の日本シリーズ優勝を経験。そのうち4シーズンはローテーションを任されていた千賀は、メッツにとって魅力的な存在だ。

 すると、同記者はボストン・レッドソックスなどで活躍した松坂大輔を例に挙げ、「2007年にNPBからレッドソックスに移籍したダイスケ・マツザカがジャイロボールを武器にしたように、センガは独特のゴーストフォークボールで魅了するだろう」と期待を込めるとともに、こう続けた。
 
「100マイルを超える速球に加え、打者の視界から飛び出す投球をするセンガは、今オフのフリーエージェントでトップクラスの投手と目されていた。メッツに移籍したことで、センガは自分の技術をより磨き、マックス・シャーザーやジャスティン・バーランダーから投球術を吸収することも楽しみにしているようだ」

 この春、チームやファンの期待を背負って、メッツのユニホームに身を包むことになった千賀。マウンドで魅せるお化けフォークにも注目していきたい。

構成●THE DIGEST編集部

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