去る12月18日。『PERSOL THE LAST GAME 2022』がベルーナドームで開催された。
このイベントは、現役を引退する選手がファンや家族に最後の雄姿を見せる場を提供したいと、『スカパー!』が中心となって開催。今年1月に続く第2回目となる今回は、総勢31名の選手が参加し、家族やファンの前で全力プレーを披露した。
「EAST HOPES」と「WEST DREAMS」に分かれて始まったゲームは、「EAST HOPES」の田代将太郎、熊代聖人、斉藤彰吾の「元西武同学年トリオ」が大活躍。思い出の詰まったベルーナドームを大いに沸かせた。また、4番を務めた42歳の古木克明(元横浜ーオリックス)が、松坂世代の意地を見せる2安打。「打てて良かったです」と、安堵の表情を見せていた。
投手では、今季限りでユニフォームを脱いだ佐野泰雄(元西武)が2回パーフェクトの快投。現役引退後に大学医学部に合格して話題となった寺田光輝(元横浜DeNA)も、伊藤隼太(元阪神/現愛媛マンダリンパイレーツ)にホームランを浴びたものの、2回1失点の好投を見せた。現役医大生がひとときプロ野球選手に戻ったその表情からは、楽しさがあふれ出していた。試合は、9対2で「EAST HOPES」が勝利した。
出場選手の中から、3年前に中日から戦力外となった亀澤恭平と杉山翔大から話を聞いた。2人は昨年までの2年間、沖縄で新たに誕生した独立球団・琉球ブルーオーシャンズで野球の新たな可能性を模索。今年からは岡山のクラブチーム・ショウワコーポレーションに移り、ともに社会人野球の頂点を目指した。
現在、同チームの監督を務める亀澤は、ラストゲームに参加した理由をこう話した。
「今年は一応、選手兼任監督としてやっていましたが、来年からは監督一本でやっていくので、ちゃんと区切りを付ける機会を今回いただくことができました。引退試合をやれていなかったので、いいタイミングでお話をもらい、参加させていただきました。今日は鳴り物応援もあって、いい気持ちでプレーできました。感動しました」
中日を退団してから最初の2年間、沖縄では最後まで有観客の試合はできなかった。久しぶりにファンから応援を受け、思うところがあったようだ。
一方、中日時代は捕手だった杉山は、選手不足のため一塁でスタメン出場。強烈な一塁線へのゴロをきっちりさばいてみせた後、6回からマスクをかぶって5人の投手をリードした。
「選手がいなかったので、急遽ファーストで出ました。2ヵ月ほどプレーしていませんでしたが、それなりにできましたし、楽しかったです。(今年は)社会人投手のボールを受けてきましたが、やはり元プロはものが違うなと。いい球を投げるなと改めて思いましたね」
特に唸ったのは、サポートOBとして参加した内竜也(元ロッテ)。最速136キロを計測したストレートをはじめとする投球に「変化球もキレていましたし、(現役)全然いけるんじゃないか」と、笑顔を見せた。
このイベントは、現役を引退する選手がファンや家族に最後の雄姿を見せる場を提供したいと、『スカパー!』が中心となって開催。今年1月に続く第2回目となる今回は、総勢31名の選手が参加し、家族やファンの前で全力プレーを披露した。
「EAST HOPES」と「WEST DREAMS」に分かれて始まったゲームは、「EAST HOPES」の田代将太郎、熊代聖人、斉藤彰吾の「元西武同学年トリオ」が大活躍。思い出の詰まったベルーナドームを大いに沸かせた。また、4番を務めた42歳の古木克明(元横浜ーオリックス)が、松坂世代の意地を見せる2安打。「打てて良かったです」と、安堵の表情を見せていた。
投手では、今季限りでユニフォームを脱いだ佐野泰雄(元西武)が2回パーフェクトの快投。現役引退後に大学医学部に合格して話題となった寺田光輝(元横浜DeNA)も、伊藤隼太(元阪神/現愛媛マンダリンパイレーツ)にホームランを浴びたものの、2回1失点の好投を見せた。現役医大生がひとときプロ野球選手に戻ったその表情からは、楽しさがあふれ出していた。試合は、9対2で「EAST HOPES」が勝利した。
出場選手の中から、3年前に中日から戦力外となった亀澤恭平と杉山翔大から話を聞いた。2人は昨年までの2年間、沖縄で新たに誕生した独立球団・琉球ブルーオーシャンズで野球の新たな可能性を模索。今年からは岡山のクラブチーム・ショウワコーポレーションに移り、ともに社会人野球の頂点を目指した。
現在、同チームの監督を務める亀澤は、ラストゲームに参加した理由をこう話した。
「今年は一応、選手兼任監督としてやっていましたが、来年からは監督一本でやっていくので、ちゃんと区切りを付ける機会を今回いただくことができました。引退試合をやれていなかったので、いいタイミングでお話をもらい、参加させていただきました。今日は鳴り物応援もあって、いい気持ちでプレーできました。感動しました」
中日を退団してから最初の2年間、沖縄では最後まで有観客の試合はできなかった。久しぶりにファンから応援を受け、思うところがあったようだ。
一方、中日時代は捕手だった杉山は、選手不足のため一塁でスタメン出場。強烈な一塁線へのゴロをきっちりさばいてみせた後、6回からマスクをかぶって5人の投手をリードした。
「選手がいなかったので、急遽ファーストで出ました。2ヵ月ほどプレーしていませんでしたが、それなりにできましたし、楽しかったです。(今年は)社会人投手のボールを受けてきましたが、やはり元プロはものが違うなと。いい球を投げるなと改めて思いましたね」
特に唸ったのは、サポートOBとして参加した内竜也(元ロッテ)。最速136キロを計測したストレートをはじめとする投球に「変化球もキレていましたし、(現役)全然いけるんじゃないか」と、笑顔を見せた。
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